お気に入りのこの靴

初期(60s) Florsheim Royal Imperial " Concord "

お気に入りというのは「実用的な」という意味で、普段履きにガンガン使っている。
もう一つ茶の個体があり、これはあまり履かずに大事に置いている。
なぜ、茶と黒でそんなに差があるかというと、茶は着用感がかなりタイトで、黒は少しルーズだから。
茶は履いていると後から足が痛くなる。
黒は中敷で調整して履きやすい。
しかも黒は、手に入れた時すでにトップリフトがオリジナルではなかった。

大事に履こうという気が薄く、普段履きとなった。
ところが・・・・

気づいたらトップリフトが削れすぎて上の層に達している。

これは交換するしかない。
どこで?
信頼できるところに出したいが、送料が高くつくし、時間もかかる。
普段履きだし、すぐに修理を終わらせるには・・・・
あった!
地元(都城)に一軒だけあった。
以前、60s Florsheim の履き口の修理を断られた店。
あの時は、古い靴で踵の糸を抜くときに裂ける可能性があるからできない、と断られたが、トップリフトなら大丈夫だろう。
ご高齢の親父さんが細々とやっているお店。
素晴らしい職人技を持っているか、適当な仕上げか・・・
そして完成。

・・・・・

悪くはないけどね・・・・
この店にはゴムヒールの材料がこれしかなかったのだ。
大判のゴムシートから切り出すヤツね。
しかも未使用の綺麗な四角いゴムシート。
これを使う修理が久しぶりであることを物語っていた(笑)。

サイドビュー

仕上げはいささか雑だなぁ。
価格は3000円・・・いささか高いような・・・。
グリップ力は抜群で、以前のものより間違いなく滑らない。
だが、この虚しさは何だろう・・・
つぎにトップリフトを交換する時は、ミスターミニットにしようかな・・・
それでも車で1時間半はかかるんだよなあ〜。
改めて、この地に住むことの不利(靴修理に関して)を感じている。
〜〜追記〜〜
実は、こんなトップリフトをいくつか持っている。ダブテイルも持っている。

だが、今回のヒールには小さくて合わなかった。
次に別の靴のトップリフト交換の際は、これを持っていってつけてもらおうかと考えている。