HUNGRY HEART~いつも何かを求めて~

地方在住の50過ぎの中年です。 靴や革製品などの他に、趣味や家族、社会などあらゆることについての自分の思いをだらだらと書き綴っていきたいと思っています。 何かコメントがありましたら遠慮なさらずにどうそ。

コルファム


コルファムをアッパーに使った Wright Arch Preserver Shoes


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コルファムであることに気づいて、正直嬉しくなかった。


私は3人の子供のランドセル全て天然革を選んできた。

機能性では明らかに人工皮革のランドセルの方が優れているのにだ。

自分の中には天然革信仰が深く根付いている。

自分の嗜好と信仰を子供にも押しつけた(笑)。

そういう男だから、人工皮革には点が辛い。

「コルファム」と判明すると点が辛くなる(笑)。



コルファムと天然革の違い


パッと見た目ではあまりわからない。

ジッと観察すると少しわかる程度。

だが、革や靴にそれほど興味がない人はわからないのではないか?

触った時の方が、天然革との質感の差がわかる。

今でも人工皮革の革靴(?)はあるが、全体的につくりが安っぽいのですぐわかる。

この靴は、


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内部の素材は全て天然革だし

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レザーソールはステッチが細かいし

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つくりも素材もしっかりとしているから余計に分かりづらい。

要するに、コルファムは「当時は」安物ではなく、高級素材だったのではないか?

履いてて恥ずかしくない(この発想こそ天然革信仰の悪癖)靴だったのだ。



それから、もう一つの特徴

60sと思われる(後述)この靴、50年経っても劣化していない。

今でも十分に弾力性と張りを両立させている。

使い込まれたソールと比べてアンバランス。

おそらく経年劣化に対する耐久性が高い。



靴クリームで手入れをした。

右足だけ。


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簡単に艶が出る。

ますます天然革と見分けがつかなくなる。

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手入れをしてない左足と比較

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コルファムの長所(推測)

天然革と見分けがつきにくい。
手入れが楽。
雨やシミに強い。
経年劣化に強い。


だが、それ故に短所もあったのだろう。

私のような輩にとって最大の短所は

「味が出ない」
「手入れしても面白くない」

というところか。


この靴のおかげで、もう一つ分かったことがある。


WAPの年代判別についてだ。


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パテントナンバー入りの白タグは50s以前


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パテントナンバー無しの白タグは30s以前


と書いたことがあるが、これは絶対条件ではないということが分かった。


コルファム靴が60sに登場したのは明らか。

だからパテントナンバー無しの白タグをもつこの靴は60sである。

30sでも40sでも50sでも60sでも白タグ(パテントナンバーの有無に関わらず)は使われていた、と考えるべきだ。

赤タグの60s説はどうなるんだろう(笑)。



コルファムはあまりにも早く生産終了となる。

人気がなかったんだろう。

デュポン社は巨大な開発経費を回収できたのだろうか?

数が少ないので希少性はある。

また、生産された期間が短い故に、古靴の年代考証の貴重な資料となってくれるかもしれない。

嬉しいかどうかは別だけれど(笑)。


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 靴について

4 Comments

なおけんた  

Re: タイトルなし

europeanblend さん

> この「パテントナンバー無し」の白タグですが、
> 実際大昔にも使われていた可能性はあると思いますね。
> この時期になんらかの理由で復活させた、とか。。。
> 赤タグは60s末?から70s初期の数年間かな、、、

Wright よお前もか!やはりアメリカンメーカーなんでしょうね。大雑把なところが。
パテントナンバー無し白タグは復活したのか?
アメリカの特許存続期間は20年だそうです。
存続期間が終わったからパテントナンバー無しの白タグを再び使い始めた、ということはないですかね。
白タグに頼るより、革やつくり、表記文字などから推測する必要がありますね。

2017/08/25 (Fri) 23:08 | REPLY |   

なおけんた  

Re: タイトルなし

musselwhiteさん

> なおけんた さん、文面に悔しさが滲み出ていますね!
> 靴の革の善し悪しは、足を入れる物にとってサイズよりも重要ですね。

やっぱり滲み出てますかね(笑)。

> 買うときは、履くことが出来る嬉しさから買って仕舞いますが、手入れすると気に「何じゃこの靴」と思う事が有ります。
> 最近ローファーを4足手に入れましたが、何れも軽量で貧弱な革質で、磨く手に力が入りません。
> 特に、BrooksBrothers のローファーは見た目、手触り何れもビニール靴そのもの。
> 今では市民生協へ買い物へ行くときに履いて居ます。
>
> 磨いた写真を拝見して、今晩磨いてみようと思います。

BBはリアルレザーなんですよね?
特殊な加工がされているのでしょうか?
私もしばらくはコルファムと格闘して、リアルレザーにより近づく手入れ方法を色々と試してみようかなと考えています。

2017/08/25 (Fri) 22:56 | REPLY |   

europeanblend  

この「パテントナンバー無し」の白タグですが、
実際大昔にも使われていた可能性はあると思いますね。

この時期になんらかの理由で復活させた、とか。。。
赤タグは60s末?から70s初期の数年間かな、、、

2017/08/25 (Fri) 09:02 | EDIT | REPLY |   

musselwhite  

こんにちは。

なおけんた さん、文面に悔しさが滲み出ていますね!
靴の革の善し悪しは、足を入れる物にとってサイズよりも重要ですね。

買うときは、履くことが出来る嬉しさから買って仕舞いますが、手入れすると気に「何じゃこの靴」と思う事が有ります。
最近ローファーを4足手に入れましたが、何れも軽量で貧弱な革質で、磨く手に力が入りません。
特に、BrooksBrothers のローファーは見た目、手触り何れもビニール靴そのもの。
今では市民生協へ買い物へ行くときに履いて居ます。

磨いた写真を拝見して、今晩磨いてみようと思います。

2017/08/25 (Fri) 08:56 | EDIT | REPLY |   

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