中学校体育連盟のことだが、運動系部活動をしている中学生にとっては、この組織が主催する大会のことを指す。
正式名称は
「◯◯地区中学校秋季体育大会」
「◯◯地区中学校総合体育大会」という。
前者は秋に、後者は夏に行われ、勝ち上がれば県大会→九州大会→全国大会とつながっている。
中学生にとっては最大の大会である。
秋は3年生が引退した後の新チームでの闘いで、
夏は3年生としての最後の闘いとなる。
そして、明日はいよいよ、末の坊主(中2)の中体連。
息子はサッカー部のキャプテンとなった。

ただ、悩みは大きい。
部員が12名しかいないからだ。
今年、1年生が1人も入部しなかった。
3年生が引退して2年生のみの12名。
交代要員は1人だけ。
スタミナも心配。後半がヤバい。1日2試合あったらかなりヤバい。
だが、そんな条件でも県大会出場を目指している。
ところが、一昨日思わぬ出来事(とは言えないかもしれない)が・・・・
私の叔母(父の姉)が亡くなった。
夫にも一人娘にも先立たれ、一人暮らしをしてきた叔母とは、家族ぐるみでお付き合いしてきた。
叔母は私の子供達を孫のように可愛がってくれた。
大病を患い、ホスピスに入り、余命いくばくもない状況で覚悟はしていたが、こんなに早く亡くなるとは思わなかった。
子供達は見舞いに行っただけで泣いていた。
亡くなったことを聞かされた時は大泣きだった。
息子はその日真夜中まで泣き、次の日(昨日)の朝も泣き、学校でも3時間目の授業まで泣いていたそうだ。
今日がお通夜で明日が告別式。
だが、中体連で告別式には出られない。それでまた泣いた。
「もう十分泣いただろ」
「中体連に集中しろ」
「お前、キャプテンやろ?センターバックやろ?」
「泣いてる場合じゃないぞ」
そんな話をした。
そんなことは言われるまでもなくわかっているのだが、こちらも言わずにはいられない。
息子は涙ぐみながら何度も頷いていた。
今日の通夜では、スッキリとした表情だった。
大会直前の練習は自分も仲間も気合が入っていたそうだ。
大切な叔母が亡くなった日
そして大切な中体連の日
二つの大きな出来事が続いて心は大きく揺れただろうが、それを乗り切る強い心はちゃんと育っているんだな。
明日の中体連、頑張って欲しい。
ちなみに、息子は明日の「お骨上げ」には間に合いそうだ。
叔母にいい報告ができることを願う。