手持ちの古靴で圧倒的に多いのがロングウィング。
Florsheim 、Nettleton 、Foot-So-Port 、Lee Kee ・・・
その中でもジャストサイズなのがコレ。


60s Florsheim Imperial Kenmoor
古いアメリカ靴はEウィズがなかなか見当たらない。
そこで私はサイズ10Dを履いてきた。
だが、本当のジャストサイズは9.5E なのだ。

9.5Dはよく見かけるが、このサイズは右足が悲鳴をあげる。
ほぼ諦めていたところ、やっと見つけたから嬉しい。
もはや古靴の世界ではFlorsheim Imperial は珍しくない(もちろんスタンダードであるが故だが)が、この靴は私にとっては特別な存在なのだ。

一方、ショートウィングは少数派。
本当はショートウィングの方が好きなんだけど。
ショートウィングの中で、サイズ感や履き心地、雰囲気などを総合して最も満足度が高いのがコレ。


Allen Edmonds Chester
おそらく70sだが、品質については60sと同等だと思う。


多くのアメリカ靴メーカーが70sの初めに品質を落としている中、アレンは希少な例外だと思う。
サイズは10.5D(笑)だがちょうど良い。
履いた時の形のバランスが自分の好みにピッタリ。
以前、福岡の名店シューティの店主に「一番良いと思う古靴はなんですか?」と聞かれたとき、「アレンのチェスターです」と躊躇なく答えたことがあるくらいだ。

だが、この靴にはキズがある。
踵の裂け!

まだ傷は浅い。
しかし、Kenmoor のようにエッジにテーピングが施されていないので、明らかにこの部分が弱い。
履いていくうちに傷口が酷く広がっていくのではないか?という不安が常につきまとう。
大きく裂ける前にリペアしておきたい。
だが、地元のリペア店ではいつものごとく断られる。
古い靴は壊れやすい、保証できないという理由から。
やっぱり古靴のリペアはS8Sだよな。
今度の東京行きで持っていこうかな?