その全貌を。
まずは Viking との比較で。


木型が違うので完全な再現はできないことは十分承知。
ライニングは、マイ・フェバリットカラーのネイビー。


サイドから見ると良い感じで雰囲気が出ている。
ステッチのラインが履き口近くまでグッと攻め込んでいるのがお気に入り。


キャップのピンキングは、斜めにカットする道具がないことと、これほど厚みのある革がないことから再現は不可能。
中途半端なピンキングよりは、潔く真っ直ぐにした方が良いと判断。個人的には正解だと思う。

コンチェリア800社のBELUGA(ベルーガ)という革だと思う。
もはや少数派となったタンニン鞣しの革だそうだ。
すごく良い。シボ革フェチとしては選んで正解だった。
この革で別のデザインの靴をまた作ってみたい。

ソールの仕上げが丁寧。アッパーに全然負けてない。

ホワイトステッチも良い感じ。ダークブラウンによく映える。


アッパーのステッチはダブルステッチ✖️2列 。
ピッチもなかなか細かい。


この角度の画像は50sぽいと思うんだけど。
私の過度な要求を、東立製靴はうまくまとめてくれた。
古靴の要素を現代靴にうまく落とし込んでくれた。
キャップをもっと小さくすればよかった(これでも1cm詰めたんだけど)とも思うが、出来上がりにおおいに満足している。
東立製靴で作ってよかった。
注文する時の喜び、出来上がりの喜び。
またお願いしたい!そう思う。
