今日、ゆうパックが届いた。

「いづみ恒商店」とは、皮革や靴・鞄用資材の卸・小売販売店で、ここの親会社。

福岡の靴工房「pancia」に入院させていた靴が戻ってきたのだ。

COLE-HAAN ✖︎ GRENSON

届いた時から踵に亀裂があった。

そしてそれがさらにひどくなった。

で、入院。
そして手術の結果・・・

手術の跡がわからん!

と言うのは大袈裟だが、凝視しなければわからない。
革屋だけあって、ストックが豊富なのだろう、質感も色合いも非常によく似た革を使ってくれている。

しかも縫いが非常に丁寧なことに驚いた。
素晴らしい出来栄えだ。
だが、手製靴を作っている強みなのかもしれない、と単純には片付けられない。
以前、手製靴の職人さんに修理について尋ねたことがあった。
「靴を作ってるんだから修理なんて楽でしょ?」と。
ところがそうではないそうだ。
“自分の作った靴ならよく分かっているから大丈夫だが、様々な種類の靴をリペアするにはリペア職人としての経験、ノウハウが必要だ”
というようなことを言っていた。
pancia は靴作りだけでなく、靴リペア(鞄リペアも)も長年やってきたからこその技なのだ。
言わば、「靴業界の二刀流」である。
しかも革屋で材料屋でもあるから、三刀流と言ってもいいかもしれない。
信頼できるリペア店がまた一つできた。
めでたしめでたし。

スポンサーサイト