「blue over」という大阪発のスニーカーブランドがある。
数年前から気になっていて、一度だけ、東京の代官山の店で見かけた。
それ以来、実物にはお目にかかっていなかった。
こちらでは置いている店がない。
鹿児島にもない。
それが今、目の前にある。

なかなか地味なスニーカー
一歩間違えばオヤジ靴(笑)オヤジですけど(笑)。

トゥは見事なオブリークトゥで、野暮ったい。
よく見れば、レザーとキャンバス(パラフィン加工済み)のコンビで、決して安っぽい作りではない。


そして、ブルーの中敷を取ると

レザーの中底が!
しかもマッケイ縫いが!
スニーカーとしては非常に手間がかかている。
それを隠しているところがひねくれててカッコイイ。


アウトソールは、EVA(白い部分)を重ね、合成クレープを装着。
EVAは加水分解しないのだそうだ。

踵とトゥにはしっかりとした芯が入っていて型くずれしない。

ライニングには豚革が使われている。
素材・作り共に下手な革靴を凌駕する。

ロゴにある“NEW UNCHANGED (あたらしくも かわらない)”がブランドコンセプト。
職人から職人へと伝えられてきた優れた日本の技術を用い、新しい視点を加えながら、いつの時代にも通用する普遍的なモノをつくる。
素晴らしい!大好きな考え方だ。
だから価格は高くなる。
このモデル「LUMMMERLAND(ルンマーランド)」は税込で30,000を超える。
国産スニーカーではかなり高価。

ブルーオーバーの他のスニーカーよりもかなり高い。
普通だったら買えない(買わない)。
普通じゃないから買えた。
大手セレクトショップのアウトレットネットショップで7割引以上という破格のoff率!
たった1足だけ残っていたのを偶然見つけて引き取った。
だから私には少し大きいと思われる28cm。
これは「出会い」であると思いたい。

少なくとも、家族にはそう言いたい「だから買ったんだ」と(笑)

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