
今はもうなくなってしまった「ロイドフットウェア福岡」で購入したもの。
自分が初めて入ったロイドフットウェアの店。
このとき初めてリーガル以外の本格靴を買った。
このとき初めて英国靴を買った。
自分が靴にのめり込んでいくきっかけになった。
今からだいたい18年ほど前の話。
以来、ずっとこのブラシで靴の埃を払ってきた。
ブラシは、自らは汚れながら、靴を綺麗にする完全なる脇役。
しかし、ブラシのような脇役がいてこそ、主役の靴は輝き、長持ちする。
ブラシのような存在、とても大切だと思う。

今までいろいろな靴を手に入れては手放してきたが、
このブラシは壊れもせず、毛もしっかりしていていまだに現役。
そしていまだに私の手元を離れない。
新品の輝きはなくなっても、いろいろな靴を磨き続けた風格が出てきた。
人間もかくあるべき、と自分に言い聞かせて慰めている。
追伸:10月3日、福岡に久し振りにロイドを取り扱う店が登場するそうだ。
福岡に行く楽しみがまた一つ増えた。