「島津家発祥の地」と言われる都城は、
室町時代から島津家分家の北郷氏が治め、江戸時代も薩摩藩の私領(一族功臣の自治領であって支藩ではない)の1つとして北郷氏(都城島津氏)が引き続き治めた。
私領とはいっても、4万石あったので小さな藩並みの大きさ。
だから城下町みたいなもんで、侍が多くいたのだろう。
市のいたるところに、古い石垣や門が見られる。
そしてこんなのも多い。

この標識の後ろにも

古い塀。

そしてここではこんな珍しい風景がある。

古い塀と武家門に囲まれた敷地の中にマンションが建つ。

ものすごいミスマッチ。


昔はこの門の中に立派な屋敷があって、それが取り壊され、売りに出され、マンションが建ったが、塀と門は残そうということになったのか?
横の通りから見ると

門はちゃんと機能している(笑)。
立派な遺跡・遺構・文化財ではないけれど、こういうアンバランス、ミスマッチな風景を見ると、現代の日常生活の中に歴史が息づいているようで面白い。
歴史と街がうまくマッチしているところとは違った面白さ。
そして羨ましい。私の生まれ育った宮崎市ではこういうのはなかなか見られない。
同じ県でも宮崎と都城では随分と違うものだ。
単身赴任もそろそろ今年で終わりかもしれないし、今のうちに都城の面白い風景を色々と味わっておこうか。

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