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HUNGRY HEART~いつも何かを求めて~

地方在住の50過ぎの中年です。 靴や革製品などの他に、趣味や家族、社会などあらゆることについての自分の思いをだらだらと書き綴っていきたいと思っています。 何かコメントがありましたら遠慮なさらずにどうそ。

コツメカワウソとマスコミのダークサイド

TVでコツメカワウソの密輸が増加しているという特集があった。

コツメカワウソは東南アジアに生息している世界最小のカワウソで、その愛らしい姿やしぐさで人気がある。
55歳のオヤジが見ても(実物は見たことがない)確かにカワイイ。
だが、今や絶滅危惧種に指定されているらしい。

コツメ1

密輸のために睡眠薬で眠らせたりして運び、税関で発見されたときは死んでいた個体も多数だという痛ましいことも起こっている。
密輸急増の原因は大きく2つ。

 ● ブームの加熱による価格の高騰化
 ● ワシントン条約による国際取引禁止の決定

1頭あたり100万を超えるそうな(驚)!
100万あればビスポークシューズが何足作れるだろう、デッドストックの古靴を何足買えるだろう・・・(笑)
正直、コツメカワウソには全く興味がない。
お金や価格の基準にすぐ「靴」を持ち出してくるところが既にビョーキである。


番組では、「もちろん密輸業者が一番いけない」と言いながらも、ブームが過熱した原因を

「カワイイカワイイばかりが先行する風潮がいけない」
「命の大切さも・・・」というようなことを言ってた。

確かにそうかもしれないが・・・・・

さらに、ブームの先駆けとなった動物カフェの店長に取材をしている。
この人はコツメカワウソのことをちゃんと考えているし、密輸業者がコツメカワウソを売り込んできたときには警察に連絡して逮捕に協力している。

この人に対して「ブームの先駆けとなったことについて・・・・」などと責任発言を誘導するような質問をしていた。
店長も苦い顔をしながら「ブームを作った責任があるかもしれません」などと言わざるを得ない感じだった。


見ていてものすごく不快な気分になった。
というより、怒りが沸き上がってきた。
それは密輸業者に対してではなく、ブームに対してでもない。
この番組に対してである。

コツメ2



そもそも、カワイイを強調してブームを最も煽っていたのは、他ならぬマスコミではないか?

この番組を制作した局が積極的にそうしていたかどうかは知らないが、煽るだけ煽っておいて、問題が起こってくると第三者のように手のひらを返し、関係者を攻撃してくるのはマスコミの常套手段の様に思える。
カルロス・ゴーンや清原の逮捕前後などもそうだ。
調子のいいときはもてはやし、何かやらかすと徹底的に攻撃する。
もちろんやらかすほうが悪いけれど、この節操のない態度の転換には報道機関としてのプライドが感じられない。

「マスコミも煽ってしまいましたからね」と言えばまだしも、そんなコメントは一切なし。
自らの業界の反省は述べずによく抜け抜けとこんな番組作りができるなと。
コメンテーターも全くそのことには触れない。
触れたらカットされるだろうし、次は番組に呼んでもらえないかもしれないし。

自由な発言が許されるマスコミの存在は民主社会にとって非常に重要だとおもう。
マスコミがあるからこそ、我々は人間らしい生活ができているのかもしれない。

だが、ダークな面もある。
放送、報道という力が大きくなりすぎて、黒を白、白を黒と言い張って我々を間違った方向に誘導する危険性もある。
取材のインタビューの内容を意図的に一部をカットし、事実とは違う内容にしてしまうこともある。
誰かがマスコミを批判するとマスコミが攻撃してくる。

今回の番組では、そういうダークサイドがものすごく匂っていたように感じる。
番組作ってる人たちは気付いていないのだろうか?気づいてなければ、重症である。
もし、気づいていてあえてそうしていたのなら、別な意味で重症である。

マスコミには、ぶれない柱とプライドをもって報道してほしい。
自分たちが間違っていると思えば率直に言ったほうが、信頼されると思うけど・・・・少なくとも自分はそう思う。
実は、私は今民放ではほとんど1つの局の番組しか見ない。
それは、その局が民放の中でももっともまじめで誠実な番組作りをしていると思うからだ。
その局でさえ、こんなことが起こる。
怒り倍増で、その勢いのまま局のホームページの「問い合わせ」に批判を書き込んでしまった。

改めて、我々は知り得た情報を鵜呑みにせず、自分で判断することが大切なんだなあと思った。
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