ヌメ革の財布

昨日、職場に荷物が届いた。

家に届くと何かと物議を醸すので（笑）、ネットで購入したものの送り先は最近は職場にすることが多い。




ボールペンで手書きされた簡素なパッケージ

「Nameless」

そう、これは

「名も無きウォレット」




スーパー・メイド・イン・チャイナの素晴らしい革製品群を世に送り出している「LEATHER PORT」の商品。

繊維密度が高く丈夫なベンズだけを使用したイタリアンヌメを使っている。

だが見たとおり、普通のデザインのロングウォレット






しかし、よく見ると普通ではない。


ステッチを見るとすべて手縫いであることわかる。




いわゆる「総手縫い」





非常に丁寧かつ正確なステッチ




カード入れは１０枚分






カード入れの縁は丁寧に「念引き」されている。



念引きのおかげで締まった印象になる。





結構マチのついた札入れ（こんなに札を入れることはないけど）と大きなコインポケット（ここにはたくさん入るだろう）。



そして・・・・・





コバ！

角を落とし、丸くして磨き上げた「丸コバ」



ここまで磨き上げるのには相当な手間と時間がかかっているだろう。




デザインはどこにでもあるいたってシンプルなものだが、丁寧な作りこみによって重厚で雰囲気のある財布に仕上がった。

「良さ」がにじみ出てくるような・・・・


すでに１週間ほど日光浴させた状態を購入したので、ほんのり飴色。

さて、作り手・売り手の「手」を離れたこの財布が今後どう成長していくか・・・・・

持ち主の育て方にかかっているのだ。