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HUNGRY HEART~いつも何かを求めて~

地方在住の50過ぎの中年です。 靴や革製品などの他に、趣味や家族、社会などあらゆることについての自分の思いをだらだらと書き綴っていきたいと思っています。 何かコメントがありましたら遠慮なさらずにどうそ。

MAINLAND BOOTS の製法


ついに「MAINLAND BOOTS」を履いた。

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屈曲性が良く、これはビブラム2021のおかげだけでなく、アッパーがアンラインドであることも大きい。

アッパーレザーが分厚いので、ライニングがなくても型崩れはしないのだ。

アンラインドだが、履き口は補強されており、前部分はファブリックの貼られたライニングがある。

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履き心地は、がっしりとして剛性がありながらもクッション性があって気持ちが良くて安心感がある。

それは

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この取り外しのできるインソールのおかげでもある(汚くてすいません)。


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表はレザー


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サイドから見ると分かるが、裏はクッション材

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よく見ると2枚貼られている。

私には右足がタイトに感じられたので(右のほうが甲が高いのだ)、右足のみクッション材を1枚剥がした。


さて、インソールを取るとこうなる。

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前部分のライニングは、ファブリック単体ではなく、ファブリックを貼ったレザー。

中底に見られる黒い穴は、中底をラストに釘で打ち付けた跡。

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しかも、中底をちゃんと水につけて癖付けをしたから釘がさびて黒くなっているのだ。

黒い釘穴は手間がかかっている証拠なのだ(と何かで読んだことがある)。


で、気になったのが「この靴の製法は何だろうか?」ということ。

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ウェルトに出し縫いステッチが見られる。

グッドイヤーウェルテッド製法かなと思っているのだが・・・・・

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ステッチのラインが随分とアッパーに近い。

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踵部分は中底とアッパーを釘で接合しているだろうが、土踏まず部分のステッチが消えている。

いや、

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指で土踏まずを押さえたらステッチがあった。

アッパーとウェルトの際のぎりぎりをステッチが走っている。

「これ、機械で縫えるか?」

という疑問。

ひょっとするとブラックラピド製法か?

ブラックラピドとはこんな構造

ブラックラピド

ブラックラピドではマッケイの応用で、ウェルトに見えるのは中間底(ミッドソール)のエッジなのだ。

しかし、この靴の中底にはステッチが見えない。釘穴しかない。

では、ウェルトに見えるのはウェルトか?

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ここで気付いた。

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土踏まずから前と後ろではコバの厚みが違うのだ。

後ろ部分は、明らかに2枚貼り。

これはステッチダウンのハソーンの構造と似ている。

ハソーン

ではステッチダウンか?

だが、ハソーンのように前部分のアッパーのエッジが外に開かれていない。

MAINLAND BOOTSのアッパーのエッジはすべて内側に入り込んでいるのだ。

マッケイでもなく、ブラックラピドでもなく、ステッチダウンでもない。

やはりグッドイヤーか?

だが、このステッチは機械縫いでできるのか?

ハンドならできるかも・・・・・ハンド?

ハンドソーンウェルテッド?

いや、それは考えすぎだ。このようなカジュアルシューズにそれはないだろう。

では、ひょっとするとセメント?ステッチはイミテーション?

何が何だか分からなくなってきた。

ネットでも出てこないからね。

まあ、製法はどうであれ、良い靴であればOKなんだけど、素性を知りたいという欲求は募るばかりだ。

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