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HUNGRY HEART~いつも何かを求めて~

地方在住の50過ぎの中年です。 靴や革製品などの他に、趣味や家族、社会などあらゆることについての自分の思いをだらだらと書き綴っていきたいと思っています。 何かコメントがありましたら遠慮なさらずにどうそ。

判明!MAINLAND BOOTS の製法

このところずっと MAINLAND BOOTS ネタ (笑)

ネタがないわけではなく(そんなにあるわけでもない)、単に興味関心が続いているだけのこと。


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前回、この靴の製法について、思いつくまま書き綴ったが、結局どんな製法で作られているのかわからなかった。

ネットで「MAINLAND BOOTS 製法」とか「MAINLAND BOOTS グッドイヤー」などのワードで検索しても全くダメ。

ところが、ふと

「MAINLAND BOOTS 修理」「MAINLAND BOOTS リペア」で検索してみたらどうだろうと思った。

MAINLAND BOOTSを修理した記事があれば、その構造がわかるのではないかと・・・・・・


これが見事に的中!


行きついたのはこちらのブログ

大阪のソールリペア&カスタム 『RED CLOUD』

のブログで、なんとつい最近(今年の1/24)の記事ではないか。

MAINLAND BOOTSのオールソールを

「はじめてバラすブーツなのでじっくり構造を観察しました」と画像入りでしっかりと解説してくれている。

まさに私が求めていたものがすべてここにある。


以下の画像は、わざわざメールしてちゃんと許可をもらいました。


(1) まずはアウトソール(ビブラム2021)をはがした図

IMG_1516.jpg

レザーのハーフスリップ(土踏まずからカカトにかけての半分のレザー)現る

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このハーフスリップにはステッチが全くかかっていない。

ステッチの入ったミッドソールに接着されているだけ。

そして、このハーフスリップとミッドソールの前部分にアウトソールが接着されていた。

ハーフスリップに見られるたくさんの丸い跡は、ビブラムソールの接着面についている穴に接着剤がたまった跡。

MAINLAND BOOTSは ウェルトシューズではない ことが判明した。

(2) ハーフスリップを取り外した図

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なんと、ミッドソールは釘で取り付けられていた!

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(3) さらにミッドソールを取り外した図

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アッパーとインソール、ミッドソールはまとめて釘でくっつけられていた。

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シャンクは木製

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釘はらせん状のネジ釘のようで、これはなかなか抜けないだろう。

これで判明!

この MAINLAND BOOTS オックスフォード(モデル名:チャールズ)は

「ネイルダウン製法」 という言うのだそうだ。

初めて見た。

古い作り製法で、VibergやWescoの一部のモデルでも使われているそうな。

さすが100年の歴史は伊達ではない。


そして、驚くべきことに、

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このステッチは、まったくの飾り、イミテーション であったことも判明

おそらく、釘で各パーツを繋げる前からこのステッチはミッドソールに縫いつけられていた。

この不自然なステッチはそういうことだったのだ。

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前回の記事の予想は当たったが、このステッチは何の機能も持たないということが分かった。

こんなステッチがあるからややこしくなる。

潔くステッチなんか入れないほうがいいのではないか?

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とにもかくにも、この靴の製法が判明したことは素直にうれしい。

製法が判明したからといって、何かが変わるわけではないが、自分の疑問が解決したことがとてもうれしい。

「RED CLOUD」さんに感謝。

ちなみに、この「RED CLOUD」、

私がいつもお世話になっているリペア工房「Tacoma」とも繋がりがあるそうだ。

「Tacoma」の正式名称は「Tacoma Jack Red Cloud 」なのである。

思わぬところで縁を感じることとなった。

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