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HUNGRY HEART~いつも何かを求めて~

地方在住の50過ぎの中年です。 靴や革製品などの他に、趣味や家族、社会などあらゆることについての自分の思いをだらだらと書き綴っていきたいと思っています。 何かコメントがありましたら遠慮なさらずにどうそ。

新たなチャレンジ


手持ちの靴で、とても気になる状態のものがある。

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14年程前に京都市三条のハンザワ靴店で作ってもらったセミブローグ。
 
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一見何も問題はなさそうだが・・・・

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甲の皺のところに色抜けがみられる。

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実はこの靴、ずいぶんと前になるが、いつの間にかアッパーの目立つところにシミができていて(油と思われる)、洗ったことがある。

シミは取れたが、全体的に色落ちしたので、サフィール のレノベイティングカラー補修クリームを全体に塗ったら大失敗。

 色が微妙にあっていなくて汚いムラになった。

これを落とそうとしても落ちない。顔料だから。

強力な「サフィール・レノマットリムーバー」を使ったら、色が落ちるところと落ちにくいところに差が出て、さらに汚くなった。

で、プロに任せようと染め替えを依頼したら「染め替えをするよりクリームで補色して、あえてムラのある表情で仕上げます」と言われた。

出来上がったものを見たら、最初はいいなあと思ったが、後から自分的にはあまり満足のいくものではない事に気づいた。


しばらく経って、地元のリペア店に染め替えを頼んだら、見事にまるごと顔料(スプレー)で染め替え(厳密には塗り替えだな)されて仕上がってきた。

ムラは全くないが、のっぺりとしていてアジもない。

自然な風合いがなくなった。

しかも履いているうちに甲の皴の部分が擦れて色抜けが起こった。

たぶん、顔料が剥がれたのだと思う。

その部分を乳化性の靴クリームで補色してごまかしていた。

何度も言うが、見た目にはそれほどひどくはない。

でも心の中で引っかかるものがあり「何とかしたい」という気持ちをずっと持っていた。


そして今回、新たな道具?を発見して、染め替えにチャレンジすることにした。

今まで失敗を繰り返してきたのにまだ懲りない(笑)。

負けず嫌いなのだ。

今のままでは負けたまんまだ。

 
新たなチャレンジに使う道具はまずコレ

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ダイフレンチリキッド
 
【欧州の有名・高級シューメーカーでも愛用されるパティーヌ用染料】
なのだそうだ。

今回は、「顔料」ではなく「染料」。

大雑把に言うと、顔料は革の表面に塗るやつで、いわばペンキである。

一方、染料は革に染み込む文字通り「染める」タイプ。

ダイフレンチリキッドはアルコール染料なので染み込みがよく、また発色が良いのが特徴(らしい)。


アルコール染料は乾燥時間も短く、塗り重ねの作業効率も高いのが特徴(らしい)。


色を混ぜ合わせることもでき、ニュートラル色を使って色を薄める=明るくすることも可能(らしい)。


プロも使う染料だが、こちらの腕は素人なので、混ぜるような難しいことはしない。

ダークブラウン1色でチャレンジ。



ただ、染め替える前に顔料を落としておかないといけない。

顔料が染料のしみこみを阻むからだ。

そこで、顔料を落とすために必要なのが、

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サフィール・レノマットリムーバー。

だが、これだけでは顔料がすべて落とせないのは実証済み。

そこでもう一つの秘密兵器として用意したのが、

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「ダイリムーバー」

アセトンで十分なのだろうが、サフィールつながりでこちらを使う。

というか、コイツの主成分はアセトンだ。

【パティーヌ前に、色を抜いたり、仕上げ剤を取り除くための溶剤】
だそうだ。

匂いは強烈だろうな。

かなり強力な溶剤なのでゴム手袋が必要。

人の肌に良くないのであれば、革にも良くないだろう。


力を入れてゴシゴシこすると革表面が荒れてしまう(らしい)。

この顔料落としが最も過酷で時間もかかるだろう。

しかし最も重要な作業になるはず。


そしてもう一つ。

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ダイフレンチリキッド用 パティーヌ筆スターターセット

筆2本、蓋付きカップ、クロスのセット。

細かいところに染料を塗るには小筆、広いところは平筆というふうに使い分ける。

他にはマスキングテープも必要だな。

準備万端で、余裕をもって、根気強く作業することが肝要である。

溶剤の匂いが凄いので外で作業しないといけない。

つまり晴れの日に作業する事になるが、梅雨入りしたばっかりだよなあ。

すぐには始められないかなあ。


しかし、一番の問題は、当の本人の腕前であることは間違いない(笑)。
 
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