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HUNGRY HEART~いつも何かを求めて~

地方在住の50過ぎの中年です。 靴や革製品などの他に、趣味や家族、社会などあらゆることについての自分の思いをだらだらと書き綴っていきたいと思っています。 何かコメントがありましたら遠慮なさらずにどうそ。

日本製ジョンストン&マーフィー(デッドストック )詳細


デッドストックの日本製ジョンマー(リーガル=チヨダシューズ製)

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実は、この靴についてはリーガルにメールで問い合わせている。

問い合わせに対してきちんと答えてくれるのがリーガルコーポレーションの素晴らしいところ

その結果分かったこと

(1)年代
なんとこのモデルは1990年代後半~2008年まで作っていたそうな。

私の推測ハズレ(笑)。ライセンスが切れるまで作られてる後期モデル。
10年くらいは続いたモデルということなので人気はあったのかな?
ただ、製造年代は特定出来ないんだと。

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だが箱がジョンマー後期のものに比べると安っぽいんだよなあ。
90s後半としておこうか。

(2)アッパー
フランス製のキップを使っているそうだ。
海外の牛革ではキップという分類はなくカーフの扱いだそうだ。
だからコイツはフレンチカーフか?フレンチといえばデュプイやアノネイなどがよく知られているが、他にもHAASなどあるので何とも言えない。
キップだがきめが細かい良い革だ

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ちなみに、リーガル製ジョンマーは、ライニングのアルファベット2文字の種類によってアッパーの革がいくつか判明している。

LS=コードバン
LE=ドイツボックス(カールフロイデンベルグ)など
こいつはLDである。LDはフレンチカーフ?
 

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サイドビュー

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接地面はダブルソール
土踏まずはシングルソール
すなわちハーフミッドソールである。
ダブルソールの厚みとシングルソールの屈曲性を両立させたハイブリッド。

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ソールを見れば

半カラス仕上げ 

チャネルを掘っていないので、出し縫い糸は直接地面に触れる。

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土踏まずがかなりえぐれた形状。細いウエストと広いつま先。

さらに、ヒールからトゥにかけてのラインが弧を描くように内側に振れている。

こういうのは自分の好みに合っていし、足に優しい靴の条件だと思っている。


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ウェルトの上から見ると、出し縫い糸がウェルトに埋め込まれて見えないタイプ。

これはリーガル製ジョンマーお決まりの仕様。

リーガルにはこれ専用の機械があると聞いたことがある。特許も持ってるのかな?


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前からの眺め。足の形に添った見事な曲線ラインである。

しかも革靴にありがちな傾きがなく、ガタガタせずに安定している。

ただしく真っ直ぐに作られたよい靴であることがわかる。


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当時、リーガル製の靴では最上級ラインだったジョンマー。

ライセンスが切れた後は、その地位は復活したシェットランドフォックスに引き継がれたが、引き継がれたのはそれだけでない。

ジョンマー作りで培われた木型や技術も引き継がれたと思っている。

特に初期のシェットランドフォックス(復活版)はリーガル製ジョンマーの影響が色濃く出ていたように感じる。

自分としては、朴訥としたジョンマーが好きだなあ。

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