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HUNGRY HEART~いつも何かを求めて~

地方在住の50過ぎの中年です。 靴や革製品などの他に、趣味や家族、社会などあらゆることについての自分の思いをだらだらと書き綴っていきたいと思っています。 何かコメントがありましたら遠慮なさらずにどうそ。

コードバンシューズの念入りな手入れ

今日は時間があったので、久々にコードバンシューズを磨くことにした。

いつもよりも時間をかけて、丁寧に。

手入れに使ったのはこれ

トゥーフェイス ウォーリー

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上から
① クリーナー:ブートブラック「トゥーフェイスローション」
② 靴クリーム:ウォーリー「ワックスカラークラシック」
③ かっさ棒

「コードバンは水に弱い」から水性のクリーナーはいかがなものか・・・的な意見もあるようだが、あまり気にしない。
液を布に染みこませて「サッと」「軽く」撫でるように拭けば大丈夫。

ワックスカラークラシックを選んだのは、これがコードバン用クリームとして売り出され(実際には専用ではないが)、一世を風靡したという記憶とともに、いまだに使い切らずに持っているから。
そして補色力が非常に強いから。
そして乳化性だが水分の割合が比較的少ないから。
そして、長い年月のせいで、水分がますます減っているから(画像を見るとビンの中で委縮しいているのが分かる)。
やはり水分は少ない方がいいかな(気にしてるじゃないか!)
ひょっとすると減ったのは水分ではなく溶剤かもしれないけど、まあいい。

手入れの対象靴はこれ

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岩田屋×大塚製靴のコードバンUチップ

福岡の老舗デパート「岩田屋」のオリジナルで、なんと半額で購入した。
ウィズが3Eで私の足にはちょうど良い。

画像からわかるように、すでに左足は手入れが終わっている。
比べて右足は、履き皺が白くなっていて、全体的にかさついている。

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0-IMG-2548.jpg



馬毛ブラシでブラッシングし、クリーナーで軽く拭いた後、かっさ棒の登場

通常の革は、表側(銀面)を使うスムース革か裏側(床面)を毛羽立たせたスエード革である。
しかしコードバンは、馬の臀部のコードバン層を取り出すために銀面と床面を削いでしまう。
取り出されたコードバンは表面が毛羽立った状態で、これにオイルを加えてグレージングし、毛羽立ちを押さえて艶を出している。

履き皺が白くなるのは、押さえていた繊維が立ち上がっているから。そして艶もなくなる。

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そこで、かっさ棒の登場。

白い部分とその周辺にワックスカラークラシックを多めに塗り込み、かっさ棒で擦る。

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私のかっさ棒の使い方は我流。

まずは白い筋の上を、かっさ棒の腹を軽く押し付けながら縦方向に動かす。

その後、白い筋に対して垂直になるように、かっさ棒の腹を軽く押し付けながら横方向に動かす。

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かっさ棒の細い方が個人的には使いやすい。

かっさ棒の後は通常の手入れで仕上げる。

ハイ完成

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上手な人はもっときれいに仕上がるんだろうが、私はこれで十分。

手入れ前よりはとてもきれいになっている。



今日は調子が良いのでもう一つ手入れした。

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靴のハシモトで作ったパンチドキャップトゥ。これが・・・・

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こうなった。

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コードバンは手入れの結果が分かりやすい。手入れして楽しい、満足感のある革である。
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 靴の手入れ

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