同じDNA

末の息子が大学進学で4月から北九州に住むことになる。
すでにアパートの契約も済ませ、冷蔵庫や洗濯機のような大物家電も購入した。

冷蔵庫・洗濯機はこの時期によくある「新生活セット」で、送料無料・配達日指定である。
湯沸かしポットや炊飯器、電気圧力鍋（これは便利だ！）は私が単身赴任していた時のものを使う。
食器なども家にあるものを持っていく。

パソコンも購入した。大学が推奨している機種（市価より安いという説明）と同等（以上）のスペック・保証期間のモデルが、パソコン工房では５万円も安いことがわかり、こちらを購入。
もちろん初期設定も自宅で。

そんなこんなで私のプライベートな時間はどんどん削られ、疲労もかなり蓄積している。

だが、自分の買い物をしているようで結構楽しい。


そんな中、息子の叔母（私の妹）が進学祝いを買ってくれることになった。

そこで息子が要求したのは「革財布」。

「ああ、こいつには確実に俺のＤＮＡがある・・・・」素直にうれしい。

で、どの財布にするか下調べをすることになった。

「財布のことなら任せろ！」と本人以上に熱が入る(笑)。

雰囲気の良い財布が置いてありそうな店をいくつか回り、本人が決めたのは



バギーポート「ブオナ」シリーズの2つ折り財布





エッジの処理が丁寧


オイルドレザーの表面を擦ってヌバック状に起毛させた革。





昔、ホワイトハウスコックスのセカンドラインで「ＳＥＴＴＬＥＲ」というのがあったが（今もあるのかな？）、あれと同じ革のように見受けられる。

この手の革は、使い込んでいくと起毛がなくなり、色が濃くなって艶が出る。

経年変化を楽しめる革なのだ。

・・・・・・・という私の蘊蓄を聞いて息子はますますほしくなり、これに決めた。

「俺のDNAだ」(笑)

色をイエローにしたのも後々の経年変化を考えての選択。


そしてその隣に飾ってあったミニショルダーポーチにも惹かれ、「こっちは自分で買う」と言い始めた。

それがこれ。



アインソフのミニショルダー＆ヒップバッグ



「ああ、俺のＤＮＡだ・・・・」(笑)。

私もこれが気になっていたのだ。



ハードプルアップ（HP）レザーという手作業でロウを塗り込んだ革。

一枚革で裏地なし。



こちらも経年変化で深みのある色になるそうだ。

少し小さいのでは？と言ったら

「スマホと財布くらいしか入れるものがないから、このくらいで丁度いい」だと。

結構ちゃんと考えているんだな。


息子と買い物をしてとても楽しい気分になるのがとてもうれしい。

同じDNAを持つ者同士の買い物は楽しい。




そして、さらにこの後、もっと嬉しいことが起こるのだった。