リーガル クラシック

ヤフオクで古いリーガルの靴を手に入れた。

それがこの靴。デザインはシングルモンク。



なかなかのヤレ感である。

ストラップのバックルはメッキが醜く剥げている。





アッパーには深く大きな履き皴。



小傷もたくさんあるが、裂けや破れなど致命的な（修理困難な）ダメージは奇跡的にない。



そしてこの独特の皺と艶は・・・・・・

そうコードバンである。

リーガルのコードバンといえば、「インペリアルグレード」だが、これは違う。

インソックには



「リーガルクラシック」とは、全国のリーガル専門店「REGAL SNOES」でのみ販売された「REGAL SHOES オリジナル」である。

リーガルの通常のモデルではないので、知名度は低い。

比較的上級のシリーズで、自分としてはイーストコーストコレクションの下という位置づけだと思っていた。

リーガルクラシックは1足だけ持っていた記憶があるが、その後どうなったか記憶がない。

箱は他のシリーズとは違うオリジナルだった。



ライニングには小窓



そしてソールにも特別感が漂っていた。



丁寧な仕上げと「ベンチメイド」をアピールする刻印



ヒールのゴムも完全オリジナル。

なかなかカッコいいのだ。

だが手に入れた個体は





・・・・・・随分と変わり果てた姿。

トップリフトは削れに削れ、革が薄くなり、その下のゴムの層が見えている。



かかとのゴム部分はシューグーみたいなやつが醜く塗られている。



トゥのゴムは劣化してボロボロ。







随分と厳しい状況である。

だが大丈夫。

これらはすべて修理可能、交換可能な部分なのだ。

あとは費用を考えながら、どんな修理を選択するか。

トゥのゴム補修＋トップリフト交換で済むか、

さらにゴムの前張りをするか、

オールソールにするか（接地部分がペラペラなら）

リペア職人と協議しなければならない。

まずはその前にアッパーの手入れをすることにしよう。