オークションで手に入れたリーガルクラシック(コードバン)の手入れを開始

アッパーに致命的なダメージはないが、深く大きく白いシワは気になるところ。
白くなっているのは、屈曲によって寝かせていたコードバンの繊維が起きているから。
コードバンはカーフのようなすべすべした銀面を持たない。
大雑把に言えば、農耕馬の尻の革の銀面と床面を削って出てくるのがコードバン層。
出てきたコードバン層はヌバック状に起毛している。
これにオイルを入れて圧をかけて起毛した繊維を寝かしてできたのがコードバン。
屈曲部分はオイルが抜けてきて繊維が起き上がり白くなる。
だから油分を入れて再び寝かしつければよいのだ。
今までにも何度か実行しているが、今回使ったのはコレ

まずは

ブートブラックのトゥーフェイスローションでササっとクリーニング
次に

タピールのレーダーオイルを塗って保革、そして古いクリームを落とす。
靴に表面にオイルを塗ると、古いクリームが浮き上がってくる。
それを布で拭くと結構取れる。
さらに

マスタングペーストを全体に塗りまくり、

シワ部分を押し込むようにかっさ棒を動かす。
起毛状の繊維を寝かすのだ。
マスタングペーストでベタベタなので拭き上げると、古いクリームがまだ残っていることがわかる。
こんな感じになった。

⬇️

シワが落ち着いた。無色の油を入れただけなのに色が濃くなった。
全体的にはこうなった。


⬇️


⬇️

ついでに塗装が剥げて汚いバックルは

⬇️


こうなった。爪でこさいだ(方言=擦って取り除いた)だけ。
さて、あとはソールのリペアとアッパーの仕上げだけだな‼️

アッパーに致命的なダメージはないが、深く大きく白いシワは気になるところ。
白くなっているのは、屈曲によって寝かせていたコードバンの繊維が起きているから。
コードバンはカーフのようなすべすべした銀面を持たない。
大雑把に言えば、農耕馬の尻の革の銀面と床面を削って出てくるのがコードバン層。
出てきたコードバン層はヌバック状に起毛している。
これにオイルを入れて圧をかけて起毛した繊維を寝かしてできたのがコードバン。
屈曲部分はオイルが抜けてきて繊維が起き上がり白くなる。
だから油分を入れて再び寝かしつければよいのだ。
今までにも何度か実行しているが、今回使ったのはコレ

まずは

ブートブラックのトゥーフェイスローションでササっとクリーニング
次に

タピールのレーダーオイルを塗って保革、そして古いクリームを落とす。
靴に表面にオイルを塗ると、古いクリームが浮き上がってくる。
それを布で拭くと結構取れる。
さらに

マスタングペーストを全体に塗りまくり、

シワ部分を押し込むようにかっさ棒を動かす。
起毛状の繊維を寝かすのだ。
マスタングペーストでベタベタなので拭き上げると、古いクリームがまだ残っていることがわかる。
こんな感じになった。

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シワが落ち着いた。無色の油を入れただけなのに色が濃くなった。
全体的にはこうなった。


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ついでに塗装が剥げて汚いバックルは

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こうなった。爪でこさいだ(方言=擦って取り除いた)だけ。
さて、あとはソールのリペアとアッパーの仕上げだけだな‼️
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