高級皮革として知られている。
ALDEN、アレンエドモンズなどのアメリカ靴だけでなく、さまざまなシュー・メーカーがコードバンを使った靴を出している。
靴に全く詳しくない友人や同僚でも、コードバンの靴を見ると「いい靴ですねえ」と言ってくれるくらい革の雰囲気がいい。
現在私が持っているコードバンの靴は2足。
以前はALDENやアレン、カルミナなどのコードバンを持っていたが、意外にデリケートな性質に嫌気がさしたのと、嗜好が英国靴に向かってしまったことなどで手放してしまった。
そして今、再びコードバンと米国靴に気持ちが向かっている。
天気もいいので、宮城興業製のコードバンプレーントゥの手入れをしてみた。
手入れに使ったのはこれ。

新喜皮革の「ヴァージン・サプリメント・ワックス」
この靴に使われているコードバンが新喜皮革製なので、いつもこれを使っている。
ツヤだしというよりは、保革の方に重点を置いたものだと思う。
手入れ前

いらない布を水に濡らして固く絞り、表面を拭く。
ワックスを指で塗り込んでいく。
このワックスは体温で柔らかくなり伸びがいいので、本当に少量でOK。瓶の中身が全然減らない。
しばらくおいた後布でふき取り、ネル生地で磨く。
手入れ後

この画像じゃわかりにくいか?
拡大すると違いがわかる。
コードバンが人気の理由は
◎ 何とも言えない艶
◎ 履き心地(足への当たりが明らかに他の皮革とちがう)
だとおもうが、
「コードバンは磨けば必ず応えてくれる」
というのもこの革の人気の理由として挙げていいのではないだろうか。
ちなみにこの
「ヴァージン・サプリメント・ワックス」
現在は販売されていない。
なぜやめたのかわからない。
こういう商品は作り続けていかなければいけないと思うのだが、諸般の事情によるものだろうか。
ただ、このワックスを買った地元の店では、詰め替え用を売ってくれる。
これで安心。
だが、しばらくは詰め替える必要はないと思う。