
いよいよ手術開始。
本来、コードバンは繊維がヌバック状に起毛した革で、それを油を入れて寝かしつけたものだそうだ。
雨ジミや履き皺の白さは、寝ていた繊維が起き上がってしまったもの。
だからコードバンをつくるときの方法を再現すればよい、という理論。
以下のように理論を実践に移した。
①靴全体にクリームを塗った。塗ったのはこれ。

新喜皮革の「バージンサプリメントワックス」。
これを指で塗る。かなり濃いめに。

②次はこれ。栄養ドリンクの空きびん。丸くて硬くてつるつるしていれば何でも良いので、昨日飲んだやつを使った。

これでコードバンの表面を擦る。擦る。擦る。(3900円だから思いっきりできた)
擦って繊維を寝かす。
③before → after



④そして靴クリームで仕上げた結果がこれ。
before → after



何とか履ける靴になった。
しかし、甲の部分の仕上がりに少し不満。
ということで、もう一つの方法にチャレンジしてみることにした。
何やらこの靴は実験体になってきたようだ。
3900円だからできるんだろうね。
次の方法は・・・・「洗う」である。