HUNGRY HEART~いつも何かを求めて~

地方在住の50過ぎの中年です。 靴や革製品などの他に、趣味や家族、社会などあらゆることについての自分の思いをだらだらと書き綴っていきたいと思っています。 何かコメントがありましたら遠慮なさらずにどうそ。

出番がなかった靴

このところほとんど出番がなかった靴がある。
3年半ぐらい前に鹿児島でつくった靴。
この道ン十年の職人さん(70歳超)が作ってくれた。

できたばかりのときはこんな感じ。
inamori mukasi inamori mukasi 2

子牛の革を使ったハンドソーンウエルテッド(フルハンド)。
しかし不満があった。

足を測って作ったはずなのに、明らかにサイズが大きい。
特に長さが合っていない。
調整をお願いしたら革の中敷きを作って送ってくれた。
それでも大きかったので連絡したら、もう1枚中敷きが送られてきた。
「レディメイドでもこんなに緩くない。オーダーした意味がない。」そんな気持ちになった。

子牛の革は非常に薄く、繊細で、皺がすぐに出る。
まるで婦人靴のような感覚…。
この革を選んだのは自分だが、質実剛健な靴を好んで履いていた自分の好みに合わない。

細かいところを見ると、アッパーのメダリオンやピンキングの仕上げ、縫いなどが雑でラインが汚い。

このような理由から、この靴を履くこと自体が嫌になり、仕様頻度が極めて減った。

ところが、最近この靴が気になりだした。
というよりも、「まあ、いいか」と思うようになった。

inamori 1 inamori 2
inamori 22 inamori kakato

ここのところ、ヴィンテージシューズを履くようになって、使い込まれた靴に惹かれるようになった。
この靴は、まだ3年半しか経過していない(しかも使用頻度が低い)のに、結構「使い込まれた感」が強い。
ヘタすれば、状態の良いヴィンテージシューズと言っても信じてもらえるような雰囲気。

ヴィンテージシューズでは、多少のサイズの不満も中敷きで補ってきた。
そういうことに慣れたら、「サイズ?なんとかなるさ」と思えるようになった。

「ヴィンテージ」という魔法の言葉で、仕上げの甘さも気にならなくなった。

実際、中敷きさえ工夫すればなかなか良い履き心地。
今は「スペンコ」のインソールを装着している。
使用頻度が上がり、活躍するようになった。
ジーンズにもチノパンにもOK。

出番がなかった靴が復活。
まさにヴィンテージシューズと同じ道を歩んでいる。
これから、いろいろなクリームを刷り込みながら、さらに味を仕上げていきたいと考えている。






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 靴について

2 Comments

なおけんた  

Re: タイトルなし

ありがとうございます。
以前は「オーダーなんだからきちんと作られていないと!」という気持ちが強かったんですが、今は心が広くなりました(笑)。
もちろん、綺麗に作ってもらえるに越したことはないんですがね。


> 靴、かっこよく見えますよ

2013/11/02 (Sat) 22:31 | REPLY |   

みきお  

靴、かっこよく見えますよ

2013/11/02 (Sat) 19:13 | REPLY |   

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