HUNGRY HEART~いつも何かを求めて~

地方在住の50過ぎの中年です。 靴や革製品などの他に、趣味や家族、社会などあらゆることについての自分の思いをだらだらと書き綴っていきたいと思っています。 何かコメントがありましたら遠慮なさらずにどうそ。

懐かしい店で懐かしい商品を味わう

小学生の頃、学校のすぐ近くにジーンズショップがあった。

店先にはとてつもなくデカいジーンズがぶら下げられていて、いつも雨ざらしだった。
「こんなジーパン履けるのはマクガイヤ・ブラザースだけだ(古!分かる人は40代後半以上)!」といつも気になってしょうがなかった。

mcguire_twins-1.jpg 双子のプロレスラー!

「マクガイヤ・ジーパン」と勝手に名付けていた。
だが、店主が強面で店に近づくことができなかった。

中学になって店の中に入った。自分が本格的にジーンズを見た最初だった。
さまざまなアメリカンブランドがあったが、もちろん金のない中坊には買うことなんぞできず、店主のおやっさんの接客に耐えきれずすぐに退出。

高校時代に初めてGジャンを買ったのもこの店。何だか分かんないブランドのものだった。

大学生になってもマクガイヤ・ジーパンはボロボロになりながらもまだぶら下がっていたが、私は全く店に寄りつかなくなった。
この店はあまり安くなかったので、もっと安く買える別の店に通っていたからだ。

就職し、地元を離れ、たまに実家に戻ってきたときにこの店を覗いた。

マクガイヤ・ジーパンはなくなり、おやっさんもずいぶん老けて怖くなくなっていた。

しばらくするとおやっさんがいなくなり(亡くなったそうだ)、奥さんが店を切り盛りしていた。
台風で看板が飛んでしまっても店は続いていた。

そして数年前に店はなくなった。
所狭しと並んでいた「MADE IN U.S.A」、あれは一体どこに行ったんだろう、と思った。

2年ほど前に同じ名前の店がさびれた商店街にあるのを見たが、なかなか踏み入ることができなかった。

そして今日、この店に入った。
あのおやっさんよりも、奥さんよりも、そして私よりも若い店主がいた。
息子さんだった。両親がなくなり店を継いだそうだ。

店の場所も外観も変わっていたが、店内の雰囲気と商品の置き方がほとんど変わっていないのに驚いた。
変わっていないのはそれだけではない。
商品そのものが昔のまんま残っていた。

Levi's、LEE、AVIREX、ALPHA、SPIEWAK などUSAブランドのアメリカ製がたくさんあった。これらの中には、今ではアメリカ製でなくなったものも多い。

ペンドルトン、LLビーン、FIVE BROTHERS、プレンティス、カーハートなど(もちろんUSA製)の他、名前も知らないUSA製のものがいろいろあった。グローバーオールなどの英国物まである。

70年代以降のデッドストックばかりだが、デッドストックを集めたのではなく、昔からこの店にあるものである。
こういうのが好きな人(私です)にはたまらない店だと思う。
「MADE IN USA」という言葉を聞くだけで心が躍る。魔法の言葉だ。

店主と話しながら約2時間、商品を散々見せてもらった。

特に気に入ったのが「Duxbak」というハンティング用品メーカーのハンティングジャケット。
本物のハンティングジャケット。70年代のデッドストック。

「襟が少し焼けているので5,000円安くします」だって・・・。
買いたかったが、カード支払いができないというので今回は断念。
次の機会にまた…。
たぶんまだ売れ残っているだろうから・・・。

自分が子供の頃の店が親から子に受け継がれて残っている。
自分が子どもの頃の商品が未だに売れずに店に残っている。
店も商品もとても懐かしい気がして、良い気分になった。

時代の移り変わりの中で、私の地元の良店はどんどん消滅していった。
今、地元で行きたいと思えるお気に入りの洋服屋は、古着屋を含めて数軒しかない。
でも、これらの店を大事にしていきたいと思う。
これらの店に頑張ってもらいたいと思う。
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