Xデーまであと1カ月あまりとなった。
そろそろ計画を練り始める(ほとんど計画通りいかないけれど)。
現在、行きたい名所や店をピックアップしているところ。
今回は浅草をぶらっと歩いてみようと思っている。
昨年は原宿を自転車で回ってひどい目に遭ったので、今回は歩き。
日ごろのウォーキングのおかげで少々の距離にはへこたれなくなった。
せっかく浅草を歩くのだから、浅草の店を調べる。
靴の街、革の街、浅草(と勝手に思い込んでいる)。
「浅草 登山靴」(なんで?)で検索したら、創業90年の老舗にヒットした。
その名も 「三交製靴」 http://sankoseika.jimdo.com/
つくっている靴は5種類しかない。





「ラギッドシューズ」
上2つはアッパーにペッカリーを使っている。
下の2つは国産革。
このほかに黒の型押し革を使ったプレーントゥ。
どれもおそらくハンドソーンの九分仕立て。アウトソールの出し縫いだけが機械縫い。
ソールはオリジナルのラグソール。
ヒールなんてビスで留めているのでまず取れないだろう。
これで価格はリーガルよりも安い・・・・・。
実はこの靴、「丸善」(本屋なのに洋服や靴、小物などを売っていた)のオリジナルシューズ
「マナスルシューズ」として数十年にわたって販売されていたモノ(後にラギッドシューズと改名)。
丸善が洋服や靴の販売をやめ、この三交製靴も靴の製造をやめていたそうだが、マナスルシューズのファンの熱い声に、種類を抑えて復活を果たしたそうだ。
実際、「マナスルシューズ」で検索すると、結構書かれていて、非常に評判が良い。
しかも使っている人々の愛着が伝わってくる内容のものが多い。
ほとんどデザインを変えず、昔ながらの製法を守り、時代の流れの中で一度は消えた靴が復活。
今まで黒子に徹してきた工房が、少量生産ながらも自社販売の道を選んだ。
ちなみに、楽天にも出店しているのである。
http://www.rakuten.co.jp/sankoseika/
興味が湧いてきた。
この靴を実際に見てみたいと思った。
そして、この会社にメールを送ってしまった。
「1月にお伺いして靴を見たいのですが・・・・」
すぐにOKの返事が来た。
しかも丁寧かつ誠実な文章で・・・。人柄がにじみ出てくるような内容だった。
今度の東京行きの楽しみが一つできたな。