HUNGRY HEART~いつも何かを求めて~

地方在住の50過ぎの中年です。 靴や革製品などの他に、趣味や家族、社会などあらゆることについての自分の思いをだらだらと書き綴っていきたいと思っています。 何かコメントがありましたら遠慮なさらずにどうそ。

2つのネトルトン

2つの靴を並べてみた。

A1.jpg B1.jpg
A2.jpg B2.jpg

どちらも MADE IN U.S.A.
どちらも ウイングチップ
そして、どちらも「ネトルトン」である。

A3.jpg B3.jpg


同じブランドなのにずいぶんと違う。

グラマラスなラインといい、アッパーの革質といい、違いは歴然。
明らかに左の方が素晴らしい出来である。

他にも違うところがある。

A4.jpg B4.jpg

A5.jpg B5 - コピー

「靴のロールスロイス」などと呼ばれるほどの高級靴メーカーだったネトルトン。
左の方は、その呼び名にふさわしいと思う。
右の方も悪い靴ではないが、ロールスロイスと言えるほどではない。

これはグレードの違いだろうか?
いや、それだけではないだろう。
大きいのは、年代の違いではないか?
ネットでいろいろなネトルトンの画像を見ると、古い個体は左の方で、右は比較的新しい年代のもの(それでも80年代だろうが)であることがわかる。

「ロールスロイス」ネトルトンもいつまでも素晴らしい靴を作っていたわけではないということ。
倒産前は随分とコストダウンを図っていたのではないかと推測する。
根拠の一つとして、画像はないが、右の方はインソールがレザーではないのだ。
合成皮革である。
だからなのか、履いていて足が蒸れやすい。
アッパーといい、インソールといい、こういうところでコストダウンしている。
ただ、アメリカ製にこだわっていたのはまだましだが。

J&Mやフローシャイムはコストダウンのために海外に拠点を移して生き延びた。
しかし、質的には死んだも同然である。

コストダウンを図りながら、アメリカ製にこだわって消えていったネトルトンには追悼の拍手を送りたい。

アメリカ製で生き残ったオールデンやアレン・エドモンズがいかに偉大かがわかる。

復刻したネトルトンがどれだけの質のものか知ってみたい気もする。
ロールスロイスと呼ぶに足るものなのかどうかを・・・。

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 靴について

2 Comments

なおけんた  

No title

私が先に手に入れたのは右の方でした。
フローシャイム・インペリアルと比べて明らかに質が劣っていたので,「ネトルトンもたいしたことないな」と思ったものでした。
ところが,のちに左の靴を手に入れて,ネトルトンへの評価が一気に高まりました。ブランド末期の寂しさを感じたところでした。

2014/04/17 (Thu) 16:09 | EDIT | REPLY |   

musselwhite  

全く…

こんにちは。

最近アカデミックな内容で楽しみです。

"似て非なるモノ " とはこの事でしょうね。

同じブランドの靴とは思えませんね!

2014/04/17 (Thu) 09:30 | EDIT | REPLY |   

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