またもや「セカイモン」で手に入れたプレーントゥ。



ライニングに「EE」とあるので、’74年製か?
ライニングは痛んでいないが、とにかくアッパーが汚すぎる。
よくこんなのを落札したものだが、オークションページの画像はここまで汚くなかったが…
あまりに汚いので「フロ汚シャイム」と命名。
しかし、手入れのし甲斐があるのも事実。
がんばりました。
頑張った結果がこれ。


いろいろ手を尽くしたので、どんな手順で手入れをしたかあまり覚えていない。
黒いシミはステインリムーバーを使って落としたのは間違いない。
革がカサカサだったので、いろいろな脂を入れたと思う。
コバはコバインキで着色・・・。覚えているのはこの程度。
我ながら自信作であった。
フローシャイムの薄茶は革の質があまり良くなかった(参照 http://longpeak.blog.fc2.com/blog-entry-385.html)が、これは、型押しがそれほどきつくない革で、手入れをしたら見事によみがえった。
この靴、サイズは9.5D。
私にとって、ウイングチップの場合、コードバンならOKだが、グレインレザーはNGのサイズである。
そしてこのグレインレザーのプレーントゥは・・・・・
履けたのである。
若干甲周りが窮屈だったが、気にならないレベルであった。
革が同じでも、デザインの違いでサイズ感は変わってくるのだ。
しかしまあ、これだけ頑張って生まれ変わらせたインペリアルだが、のちにオークションで旅立っていった。
そしてその後、私はまたもや「フロ汚シャイム 2号」に出会うのであった。