靴に詳しい方々が、靴のステッチについていろいろと書いているので、自分の靴のステッチはどうなのかなと思った。
いくつかの靴を選んで並べてみた。

一応、同じようなスタイルごとにまとめると、

左から、マスターロイド(英国)、ネトルトン(米国)、カビリア(日本:オーダー)、パンチャ(福岡)
キャップトゥ群である。多少無理がある比べ方だが…
まずはマスターロイド

つま先、甲、踵、どこを見てもステッチは1列。シンプル。
しかし、非常に丁寧できれいなステッチである。
シンプルだが力強くて目立つ。
ついでに言うと穴飾りもきれいな丸。
ネトルトン

アッパーのエッジ部分は2列のラインでステッチが走る。
かかと部分のステッチは革をつなぐためのものではなく、イミテーションである。
控えめな穴飾りとのコンビネーションで、この2列ステッチがアクセントになっている。
次は日本。
東京のカビリアの靴。小さな工房のオーダー。

飾り穴もきれいで、革がすごくいい。
履き心地も非常にいい(オーダーだから当たり前か)
ただ、ステッチはいたって普通。あっさりした感じ。
福岡の工房「パンチャ」

何も飾りがない。
他の靴と比べるのは多少無理がある気もするが、、、、。
飾りがないからなのか、ステッチは2列である。
でも、なんだかあまり主張していない。
目立たない。
この2つの日本の靴は、どちらもハンドソーンウエルテッド製法で作られていて、つり込みと底付けに恐ろしく手間がかかっている。
しかし、ステッチはいたってシンプルで、押し出しが少なく、非常に控えめである。
一方、英米の靴はどちらもステッチの主張が強く、デザインの重要なポイントになっている。
穴飾りとのバランスもあるのかもしれない。
糸の番手の違いか、ミシンの違いか、私の持つ日本の靴と英米の靴はステッチの雰囲気が全く違う。
適当な表現が見つからないが、英米の靴は縫い目が立体的、日本の靴は平面的である。
日本のステッチは醤油ステッチ、英米はソースステッチといったところか。草食系と肉食系?
もちろんこれはたまたま私の靴で偶然見られた結果かもしれない。
ブランドによっては逆の場合もあるのかもしれない。
アッパーのデザイン性や押し出しの強さに重きを置くブランドと、見えない部分の手間に重きを置くブランド、もちろん両方を兼ね備えたブランド・・・・
ステッチひとつ見ても靴の主張が見えてくるのはおもしろい。
などと結論めいたことを書いているが、まだほかの靴がある。
疲れたので次回に回すことにする。
いくつかの靴を選んで並べてみた。

一応、同じようなスタイルごとにまとめると、

左から、マスターロイド(英国)、ネトルトン(米国)、カビリア(日本:オーダー)、パンチャ(福岡)
キャップトゥ群である。多少無理がある比べ方だが…
まずはマスターロイド


つま先、甲、踵、どこを見てもステッチは1列。シンプル。
しかし、非常に丁寧できれいなステッチである。
シンプルだが力強くて目立つ。
ついでに言うと穴飾りもきれいな丸。
ネトルトン


アッパーのエッジ部分は2列のラインでステッチが走る。
かかと部分のステッチは革をつなぐためのものではなく、イミテーションである。
控えめな穴飾りとのコンビネーションで、この2列ステッチがアクセントになっている。
次は日本。
東京のカビリアの靴。小さな工房のオーダー。

飾り穴もきれいで、革がすごくいい。
履き心地も非常にいい(オーダーだから当たり前か)
ただ、ステッチはいたって普通。あっさりした感じ。
福岡の工房「パンチャ」

何も飾りがない。
他の靴と比べるのは多少無理がある気もするが、、、、。
飾りがないからなのか、ステッチは2列である。
でも、なんだかあまり主張していない。
目立たない。
この2つの日本の靴は、どちらもハンドソーンウエルテッド製法で作られていて、つり込みと底付けに恐ろしく手間がかかっている。
しかし、ステッチはいたってシンプルで、押し出しが少なく、非常に控えめである。
一方、英米の靴はどちらもステッチの主張が強く、デザインの重要なポイントになっている。
穴飾りとのバランスもあるのかもしれない。
糸の番手の違いか、ミシンの違いか、私の持つ日本の靴と英米の靴はステッチの雰囲気が全く違う。
適当な表現が見つからないが、英米の靴は縫い目が立体的、日本の靴は平面的である。
日本のステッチは醤油ステッチ、英米はソースステッチといったところか。草食系と肉食系?
もちろんこれはたまたま私の靴で偶然見られた結果かもしれない。
ブランドによっては逆の場合もあるのかもしれない。
アッパーのデザイン性や押し出しの強さに重きを置くブランドと、見えない部分の手間に重きを置くブランド、もちろん両方を兼ね備えたブランド・・・・
ステッチひとつ見ても靴の主張が見えてくるのはおもしろい。
などと結論めいたことを書いているが、まだほかの靴がある。
疲れたので次回に回すことにする。
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