正直驚いている。
自分の持つ、たった2つのフローシャイム・インペリアル。

これらの靴の「違い」から生まれた疑問が、たくさんの靴好きの方々の様々な意見・検証・考察を呼ぶことになった。
おかげで、フローシャイムに関する年代判定の「絞り込み」に新たな基準が作られたような気がする。
今まで自分が知っていた年代判別方法は、
① Vクリートが外側についているのは70年代前半まで(だったかな?)
② ライニングの2ケタのアルファベットが製造月/製造年(下一桁)を表す。
③ 羽根のラインが丸っこいのは60年代(だったかな?)
・・・・ぐらいである。しかもアバウト。
ところが、これにライニングの記号数字その他の新たな基準が加わった。
みなさんの意見をまとめると
(自分は知識も経験もインペリアルの数も不十分なので、人の意見をまとめることしかできません(笑))
(1) ライニングの数字の色は「黒」(刻印含む)→「青」→「白」の順で新しくなる。
(2) グレインレザーのインペリアルでは、70年か71年には白文字が登場。
(3) 6桁の数字が6から始まれば70年代以降の可能性。ただし、60年代末期の可能性もあり。
(4) インペリアルクオリティ(緑小窓・筆記体ロゴ)が86年までであるとすれば、この仕様なら「H」「I」「J」は80年代ではありえず、70年代以前のものである。
(5) ただし、コードバンモデルについては、80年代まで黒字の記号数字である。
(6) ソールの色は、70年代製は色が薄く、80年代製は色が濃い。
以上(1)~(6)と先の①~③の基準を駆使すれば、フローシャイム・インペリアルの年代判定はかなり絞り込めるのではないだろうか。
意見交換の中で、さまざまなインペリアル、なんと数字が手書きのものまで紹介された。
フローシャイム好きって本当に多いんだな。
自分の周りに古靴が好きな人はいない。
必然的に、古靴についての(いや、靴についての)話なんか、日常の会話ではできない。
お店のスタッフと話すときくらいである。
だからこそ、こういうブログやそれに寄せられるコメントが楽しいのである。
コメントを寄せてくださった皆さん、ありがとうございます。