HUNGRY HEART~いつも何かを求めて~

地方在住の50過ぎの中年です。 靴や革製品などの他に、趣味や家族、社会などあらゆることについての自分の思いをだらだらと書き綴っていきたいと思っています。 何かコメントがありましたら遠慮なさらずにどうそ。

保湿の技~その後~

Shoetyさんから教えてもらった保湿の技を実行して、どうなったか。

まずは「Lancaster」

ランカスター (445x640) ランカスターUP (640x479)

「Nettleton」

ネトルトン (460x640) ネトルトンUP (640x527)

画像ではよくわからん。

しかし、触ってみたときの感触は明らかに瑞々しい。
特にNettletonの効果は絶大だった。
この靴、作りはしっかりしているが、私の持つ他のネトルトンに比べて、明らかに革質が劣ると感じていた。
革がごわごわしていて硬い。
デリケートクリームを塗ってもいまいち解消されなかった。
それが保湿をしたことで、明らかにしっとり感が出てきてしなやかになった。
Lancasterは、靴クリームを塗っていないのにこの艶である。

そして、「50s Florsheim」

IMG_3137 (640x412) IMG_3141 (640x441)

一度全体にグリセリン溶液を塗ったが、つま先と踵にシミができたので、コットンパフを貼って湿らせた。

IMG_3146 (558x640)  この状態がどうなったか・・・・

ハイ、こうなりました。

50フローシャイム1 (519x640) 50フローシャイム2 (491x640)

フラッシュをたかずに撮影(左)とフラッシュをたいて撮影(右)

つま先と踵

50フローシャイムUPノンフラッシュ (640x455) 50フローシャイムUPフラッシュ (640x568)
50フローシャイムかかとUP (481x640)   つま先と踵の醜い水しみは完全に消えた。

IMG_3179 (640x479) IMG_3172 (640x402)

50フローシャイム3 (547x640)

これまた画像だけではわかりにくいが、革の張りと瑞々しさが一段上がった。
何だか、色も濃くなったような気がする。
靴クリームを塗らなくてもしっとりとした艶が全体にある。
この夏は2,3日で十分しみこんだような感じがある。
靴によっては表面が少しべたつく(グリセリンかな)ものもある。
私はこれを布で拭いたが、日が経てば消えるのかもしれない。
ちなみに、NettletonとLancasterは若干べたついたが、Florsheimは全くべたつかなかった。
革の違いによって浸透の具合も違うかと思う。

グリセリン溶液による保湿は大成功。
ただし、新品の靴に対してはわからない。
いや、まだ瑞々しい新しい靴にはしない方がいいかもしれない。
まだ瑞々しい新しい靴に施した場合、水分過多になってもいいのかどうかはまだ判断がつかないのである。
瑞々しい革にさらに水分を補給してしまっては、”食いすぎ”で逆に革に負担がかかるかもしれない。
過ぎたるは及ばざるが如しである。
グリセリン水溶液は古い靴、乾燥した靴に有効な手段なのではないだろうか。

また今回の保湿作業を通して、自分なりに最も失敗のない(と思われる)やり方は、グリセリン溶液に浸したコットンパフで靴全体を覆う方法ではないかと思う。
特に、水シミが目立ちやすいスムースレザーには有効であると感じた。

~~追記~~

革・靴のメンテナンスについては、様々な意見や考え方がある。
水による保湿が有効だという考えもあれば、水を使ってはいけないという考え方もある。
自らの靴(この場合は古くて乾燥した靴)を水分補給によってケアし続けて素晴らしい成果を上げた人もいれば、
自らの靴を水分を使わずに油分だけでケアし続けて素晴らしい成果を上げた人もいる。
古い革のメンテナンスについては、博物館でも対応が違う。
グリセリンと水またはアルコールを主成分とした溶液につける博物館もあれば、
ラノリンとオイルとアルコールを主成分とした溶液につける博物館もある。

素人の私は、経験も少なく、自らの靴を実験台に使うほどの精神的・経済的余裕がない。
したがって、先人やその分野の開拓者のさまざまな知恵や経験を仕入れて実践する。
いろいろな人の意見や考えを聞き、自分なりに考え、自分なりに良いと思った方法を選択して実践する。
私は、この記事に記された方法を良しとし、実践した。
しかし、これは絶対ではなく、この記事を見て良しとする人もいれば、否とする人もいるだろう。
世の中はそれでいいのかなと思う。
いろいろな考えがあっていいのかなと思う。
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 靴について

13 Comments

なおけんた  

Re: タイトルなし

なおきさん

> 鏡面磨きにおけるアルコールは揮発性の問題が大きいようですね。
> 素早く蒸発するから磨きやすいみたいな。
> それをちょっと小洒落てウイスキーやシャンパンでやる、みたいなノリじゃないでしょうか。

アルコールはいろいろ役に立つんですねえ。
まあ、自分は実はウイスキーやシャンパンなどは靴に付けるのはちょっと抵抗があるんですよ。



> 俺もグリセリンと精製水とコットンを買い込んで準備は万端です。
> ケンイチあたりで試してみようかなと思っておりますので、そのうちレポートしますね。

レポート待ってます。

2014/08/28 (Thu) 22:53 | REPLY |   

なおき  

鏡面磨きにおけるアルコールは揮発性の問題が大きいようですね。
素早く蒸発するから磨きやすいみたいな。
それをちょっと小洒落てウイスキーやシャンパンでやる、みたいなノリじゃないでしょうか。

俺もグリセリンと精製水とコットンを買い込んで準備は万端です。
ケンイチあたりで試してみようかなと思っておりますので、そのうちレポートしますね。

2014/08/28 (Thu) 22:31 | REPLY |   

なおけんた  

Re: No title

europeanblend さん

> なおけんたさん、さっきShoetyさんに行ってカビ対策の件、聞いてきました。答は至ってシンプル。「エタノール」だそうです。エタノールを吹き付けておきさえすればカビは生えないと。このグリセリン溶液にあらかじめ混ぜておいても良いかも、とのことでしたが、その場合の混合比率とかグリセリンとの化学反応とかあるかもしれないので、試してないとのことでした。

なるほど、アルコールなんですね。
そう言えば、べじたんさんのブログに博物館のレザートリートメントのレシピが載っていましたが、グリセリン、水、その他の成分とアルコールが配合されていました。グリセリンはアルコールにもよく溶けるそうですが、カビ対策の意味合いもあるのかもしれませんね。
アルコールなら焼酎でもいいんでしょうか(笑)。
スコッチグレインがモルトドレッシングをしたり、ベルルッティがシャンパンで磨いたりするのもカビ対策なんでしょうかねえ。

2014/08/28 (Thu) 22:11 | REPLY |   

europeanblend  

No title

なおけんたさん、さっきShoetyさんに行ってカビ対策の件、聞いてきました。答は至ってシンプル。「エタノール」だそうです。エタノールを吹き付けておきさえすればカビは生えないと。このグリセリン溶液にあらかじめ混ぜておいても良いかも、とのことでしたが、その場合の混合比率とかグリセリンとの化学反応とかあるかもしれないので、試してないとのことでした。

2014/08/28 (Thu) 20:43 | EDIT | REPLY |   

なおけんた  

Re: No title

marumonoさん


> 今までなおけんたさんのブログに登場した靴の写真で一番瑞々しいですね!もちろん良い革との相乗効果だとおもいます。
>
> こちらも、もう手遅れの靴の一層の劣化を防ぐためにやってみようかなと思います。

手前味噌ですが、瑞々しさに驚いています。そして艶がすごく出ています。グリセリンは皮にも革にも効果があるんですね。

革は乾燥すると縮み、柔軟性が失われるそうです。柔軟性が失われると力に対して耐えられなくなるし、劣化も進んでいくのでしょうね。

2014/08/26 (Tue) 07:06 | REPLY |   

なおけんた  

Re: No title

europeanblendさん

> これ、長く履かれてない古靴はもちろん、デッドストック靴に特に有効かもしれませんね。あちらは特に内陸部とか乾燥してそうですし。革靴は適度に履くことによって汗で水分が補われ、良い状態ができる、とも聞いた気がします。今度私が悩んでるカビ対策も聞いてみます(^^;

使用頻度の高い靴の方が、あまり履かない靴よりも状態がよいという話をShoetyさんが言ってました。我々の汗が適度に水分を提供しているんですね。
しかし、カビは水分大好きですからねえ。両方並び立つのかどうかですね。

2014/08/26 (Tue) 07:00 | REPLY |   

marumono  

No title

こんばんは。
今までなおけんたさんのブログに登場した靴の写真で一番瑞々しいですね!もちろん良い革との相乗効果だとおもいます。

こちらも、もう手遅れの靴の一層の劣化を防ぐためにやってみようかなと思います。

2014/08/25 (Mon) 23:30 | EDIT | REPLY |   

europeanblend  

No title

これ、長く履かれてない古靴はもちろん、デッドストック靴に特に有効かもしれませんね。あちらは特に内陸部とか乾燥してそうですし。革靴は適度に履くことによって汗で水分が補われ、良い状態ができる、とも聞いた気がします。今度私が悩んでるカビ対策も聞いてみます(^^;

2014/08/25 (Mon) 19:18 | EDIT | REPLY |   

なおけんた  

Re: No title

musselwhiteさん

> やってますね~
> 保湿ですか…乾燥肌の私には涎の出る様な…(笑)
> グリセリン溶液は昔から保湿剤として母が使って居て時々私も貰って使っていましたが、靴にまで有効とは驚きでした。>
> 見事に艶が出ますね…この方法を会得出来ればひび割れの心配はありませんね。

靴が避けたりするのは,履くときや歩いているとき,脱ぐときに同じ個所に力がかかり,それに革が耐え切れないからで,特に乾燥して柔軟性が衰えた革はそれが起こりやすいと聞きました。十分に保湿することで革に柔軟性が生まれ,裂けにくくなるということでした。聞いていて自分なりに納得できる話でしたね。

2014/08/25 (Mon) 17:19 | REPLY |   

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2014/08/25 (Mon) 17:01 | REPLY |   

musselwhite  

No title

やってますね~
保湿ですか…乾燥肌の私には涎の出る様な…(笑)
グリセリン溶液は昔から保湿剤として母が使って居て時々私も貰って使っていましたが、靴にまで有効とは驚きでした。

見事に艶が出ますね…この方法を会得出来ればひび割れの心配はありませんね。

2014/08/25 (Mon) 16:57 | EDIT | REPLY |   

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2014/08/25 (Mon) 13:22 | REPLY |   

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2014/08/24 (Sun) 20:18 | REPLY |   

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