
まずは保湿。
今回は、グリセリン水溶液による保湿はしなかった。
理由は、この靴が届いた時、ウエルトに一部緑色のカビが生えていたからである。
カビを取り除き、靴全体にアルコールをスプレーし、拭いた。
綺麗になったが、これに水分を大量に与えたら、またカビを元気づけるのではないか?と考えたからだ。
そこで、今回はマスタング・ペースト(成分はほとんど馬脂)を塗りこむことにした。
保湿後の状態。


塗るや否や、どんどん吸収されていく。
色が若干濃くなったか?艶は全くない。
この状態で一晩おいた。
表面を拭き上げ、コロニアル・ディアマントを薄く塗って磨いた。





予想通り?劇的な変化ではないが、しっとり感と艶が出てきた。
これで、いつでも出動する準備は整った。