
アッパーの状態はなかなかいいが、シミが多い。
保湿と手入れは梅雨が終わってからと考えていたが、我慢できずにやってしまった。
しかし、先日の記事にあるように、この長雨(5月22日以来朝から快晴の日がないそうだ)で我が家の靴はカビの被害が甚大。
保湿をするにあたって、それなりに工夫はした。
工夫点(たいしたことはない)は、
①汚れとシミをとるために、LEXOLを使うし、靴の表面は濡らす=水を使うが、保湿に水は使わない。
②保湿はマスタングペーストのみで行う。
③靴が完全に乾くまでは、エアコンのある部屋に靴を置く。
とにかく、家の中がじめじめしており、カラッとしているのはエアコンのある部屋だけなのだ。
これでカビから守る。
当たり前の話だが、LEXOLで洗ったくらいではシミはなくならない。
脱脂綿を十分に湿らせてアッパー全面に貼り付ける。
芯の入ったトゥとヒールは水が浸み込みにくいので、2枚3枚重ねて貼る。
エアコンの部屋で作業をしていると、脱脂綿の乾燥が早いからだ。
完全に乾いてカサカサになる前にマスタングペーストを塗り込む。
1日置いて、表面のマスタングペーストを濡らして固く絞った布で拭きとる。
ハイ完成。
シューレースのないのが「after」




甲のシミがずいぶんなくなった。
シワも伸びた。


踵もきれいになった。
左側の白い汚れはおそらくペンキのような塗料であろう。
※ 形が違うのは撮る角度が違うからである。





まだ、マスタングペーストを拭きとった状態で、靴クリームは全く塗っていない。
最終の仕上げはしていない。
それでもこれだけの状態になったのは、革の質の良さによるのではないだろうか。
最終仕上げは、梅雨が終わってからにしよう(我慢できれば)。
しばらくはエアコンのある部屋で過保護に育てようと思う。