嫁さんの靴・・・・




福岡の「LLOYD FOOTWEAR」で購入したUチップ。
たぶん20年近く前に買ったもの。
残念ながら、LLOYDは福岡から撤退してしまった。
嫁さんのお気に入りで、相当ハードユースだった。
リッジウェイソールはボロボロになり、数年前にオールソールした。


オールソールしてから一度も履いていない。
理由はただ一つ、いつの間にか靴がパンパンにきつくなったからだ。
いや、この表現は正しくない。
パンパンになったのは靴ではなく足の方だ(笑)。
この数年、全く履いていないにもかかわらず、状態は…・





酷い・・・・。
ムラはあるし、汚れ、シミ、擦れ、切れ等々、あまりにも汚い。
パッと見は「味」といえなくもないが、ウェルトにはかなり汚れがたまっている。
我慢がならない。
そこで徹底的に綺麗にすることにした。
何を使うか・・・・
ふと、洗濯機の横を見ると、
「エマール」がある。
「エマール」・・・何か記憶に引っかかる。
そうだ、この記憶だ!
shoesadict さんがコードバンの靴をエマールで洗った記事を思い出した。
これは、「洗え」ということだろう。
今まで、革靴を洗ったことはある。
しかし、それは、サドルソープやLEXOLを使ってアッパーやソールの表面を洗っただけ。
だが、今回は靴全体をエマールに漬け置き洗いするという、初の試みをしようというのだ。
革靴の漬け置き洗いはいろいろな方が実践されているので興味があった。
しかし、いざ自分の靴となると二の足を踏む。
だが、そこに現れた
私の好奇心と興味関心と探究心を満たし、なおかつ失敗しても痛くない(酷い夫である)靴。
もちろん、本人の許可を得て、誠心誠意、細心の注意を払って作業をすることを誓った。
そして、バケツにドボン!


漬けて20分もしないうちにぬるま湯が茶色になった。
恐るべしエマール、それとも恐ろしいのは靴の汚れの方なのか?
明日の朝、そして今後の状況がとても気になるところである。