HUNGRY HEART~いつも何かを求めて~

地方在住の50過ぎの中年です。 靴や革製品などの他に、趣味や家族、社会などあらゆることについての自分の思いをだらだらと書き綴っていきたいと思っています。 何かコメントがありましたら遠慮なさらずにどうそ。

2つの「FOOT-SO-PORT」


福岡のShoetyで買った FOOT-SO-PORT:Long wingtip 79年製

FSP 469179 1 (476x640) FSP 469179 3 (640x480)


東京・原宿のLuby’sで買った FOOT-SO-PORT:U-tip  83年製

P1030527 (682x800) (502x640) P1030529 (800x600) (640x480)



自分が持つこの2つのFOOT-SO-PORTを比べてみる。

0182d325b96abdfad39db2a37462591c6e39f5472f (640x473) 016a533839e73b2b8448474b3e8adc08b7760e91b3 (440x640)



まずはサイズ


01aa3ef6b8e1496f15a1d4c9c44f3022a244428347 (640x331)   Shoety:10.5C

0189ea8184c79cbd0dc725a67ceeea385e8e471cd7 (640x312)    Luby‘s:10C


サイズはハーフサイズ違う。
  
実際、並べてみても大きさがかなり違う。
ヒールの大きさもかなり違う。

01511fe1ac5d64f87c85a17d8ed893d6510f06135b (447x640)  0146ad8197af0b17e96c0c4a5eac5a196cf09aa117 (481x640)


 、履いた時のサイズ感は同じなのだ。

Shoetyの店主は10.5Cが私のジャストサイズと思っていたようで,それはまさにジャストだったのだが,Luby‘sのが10Cと聞いて驚いていた。

同じウイングチップで10Cを履いてみたが,明らかにきつい。

木型の違いか?

いや,木型は同じなのだそうだ。

ライニングの「S4691」「S4611」の「46」が同じ木型であることをあらわしているのだそうだ。



デザインの違いによるものもあるかもしれない。
同じ木型から作られた靴でも、デザインが違うだけで合うサイズが違ってくるという「スミス・エヴァンス効果」が発揮されたのかも・・・・。

実際,同じ木型・同じサイズの2つのマスターロイド(パンチドキャップトゥとフルブローグ)が,サイズ感が全く違ったという経験がある。


店主といろいろと論議した結果,アメリカ靴にありがちな作りの甘さ・雑さに起因するのではないかということになった(笑)。

恐るべしアメリカ靴。



パテントナンバーは同じだから基本構造は同じ。

だが,土踏まずのアーチを支える部分を見ると・・・。

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79年製のほうがアーチ部分が大きい。

というか,中敷きに覆われているべき中物の革がはみ出している。

 ※ この点については,他の70sの個体を見てもはみ出していないものの方が多いので,単に個体差というか,作りがアバウトだということだろう。アメリカ靴恐るべし。

しかも,中物の革の厚みも79年製のほうが分厚い。

ちなみに80sのアーチ部の中物はこれくらい。明らかにちやっちくて薄い。

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この,アーチ部分の突き上げというか,支え方は79年製のほうが強い。

83年製は足へのあたりがソフトになっている。

これは中物の違いによるものだろう。


靴全体で見ても,79年製はアッパーがしっかりとしていて,ソールもダブルソールなので,全体的に硬めでがっしりしている。

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83年製はアッパーが比較的柔らかく,シングルソールなので,全体的にソフトな履き心地である。

好みが分かれるところだが,私は79年製のがっしり感が好きだ。

同じメーカーで,同じ木型で,同じ構造の靴だが,時代を反映してか,履き心地が変わってきているのが興味深い。

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ちなみに、ライニングの表記を見ると、ウィズ表記のアルファベットが「A/C」「C/A」と逆になっている。

年代表記も「1279」「338」と逆になっている。

もちろん中敷きのデザインも違う。

ただ、中敷きについては、82年製でもシールタイプのものが存在しているようだ。




79年製と83年製。

たった4年しか違わないが、この間に(もっと絞り込めると思うが)、FOOT-SO-PORTが大きく変わったと考えられる。

それでも、80sの FOOT-SO-PORT も素晴らしい履き心地であることは言うまでもない。


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5 Comments

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2015/08/21 (Fri) 23:20 | REPLY |   

なおけんた  

Re: 相談

さいとうさいとうさん

> いつもブログ楽しみにしております。
>
> なおけんたさんの影響で古靴をはじめました。早速ですが、相談です。
> 60年代くらいのフローシャイムのかかとが破れてしまいました。このばあい、都内でよい修理屋はどこになりますでしょうか?


はじめまして。

都内在住でない南九州の端に住んでいる私の情報がどれだけ役に立てるかわかりませんが、知っている範囲ということで。

私の地元にはちゃんとした修理屋がほとんどないんですが、都内にはそれこそキラ星のごとくいい修理屋さんがあります。
基本、都内中心部のデパートの靴売り場にある修理屋さんは腕もセンスもちゃんとしています。
多すぎて迷うかもしれませんね。


有名どころでは「ユニオンワークス」だと思います。ここは既にブランド化しているというか、ここでリペアするのがステイタス、みたいな感じですよね。雑誌などでも紹介されていますし、腕もセンスも確かだと思います。価格も若干高めだと思いますが・・・。ただ、私はここで一度も修理してもらったことがないので何とも言えません。

私が修理をお願いして満足できたのは「浅草コブラ―」です。こちらも結構有名ですよね。
実際に工房に足を運んだわけではなく、靴を送って修理を依頼しました。
腕前は素晴らしいです。価格も適正。お薦めです。

それから、「靴商店住吉店」にもずっと以前お願いしたことがあるんですが、いかにもなチェーン店ですけど、丁寧な修理をしてくれました。価格はかなりお安いです。踵のライニングの破れは両足で3000円くらいではないでしょうか。ちなみにここはオールソールは革で8000円台でしてくれます!。

ただし、古靴修理は少し難しいところがあります。
オールソールはそれほど難しくはないですが、アッパーにかかわる修理は少し大変な場合があります。
なぜかというと、ン十年という経年によってアッパーやライニングは弱っている場合があるからです。
私の地元の修理屋は、古い靴は縫う場合の修理のリスクが大きいということで断ってきました。

もちろん、都内なら大丈夫ですし、上に挙げた店も大丈夫だと思います。

で、個人的には、古靴修理でお薦めなのは、「The Shoe Of Life」です。
ここは、とても小さな店ですが、踵の履き口が裂けた私の古靴を、できるだけ現状を維持する形で直してくれました。
一般的に、アッパーの踵の履き口修理は、似たような革をかぶせて縫って終わりですが、見た目の印象が「いかにも修理しました」という残念な感じです。
ところが、この修理屋は、ライニングとアッパーの間に革を差し込んで補強して縫ってくれました。
見た目がほとんど変わっていません。
しかも、価格はとても良心的です。
靴の持ち主の気持ちを最大限尊重しながら可能なリペアをしてくれるところが有り難いです。
フローシャイムの釘いっぱいヒールの一部が擦り減った場合も、ヒールすべてを替えるのではなく、擦り減った部分にだけゴムを挿入してくれます。しかも安い。

経験でしか言えませんけど、古靴に関しては、ここがお勧めです。池尻大橋駅の近くです。

ここに挙げた修理屋はすべてネットで確認出来ますので、是非見てください。
他にも優れた修理屋はいろいろあると思います。
価格で行くのか、センスで行くのか、確実性で行くのか・・・・価値基準は多様ですから、自分に一番合った修理屋をお選びください。

2015/08/20 (Thu) 23:08 | REPLY |   

さいとうさいとう  

相談

いつもブログ楽しみにしております。

なおけんたさんの影響で古靴をはじめました。早速ですが、相談です。
60年代くらいのフローシャイムのかかとが破れてしまいました。このばあい、都内でよい修理屋はどこになりますでしょうか?

2015/08/20 (Thu) 21:50 | REPLY |   

なおけんた  

Re: No title

europeanblend さん

> ジャストサイズのFSPの履き心地はオールデンを凌ぎますよね。これだけでFSPを選ぶ理由になります。
> 今から見ればスタイルもオーソドックスなものが多く、使いやすいんですが、70s80s当時は古くさくて垢抜けなかったので売れ残ったのかもしれません。時代別の価値観というのは面白いものです。
>
> 私も最初FSPに出会ったのはシューティーさんでした。
> このメーカーに陽が当たるようになったのは、このお店の功績が大ではないかと。
> 7,8年前までは50s60sのFSPが1万円とかそこらで並ぶこともあって、店主さんがそちらを案内しても、「ふ~ん」という感じで皆さんオールデンばかり見てたらしいです(笑)。
>
> おそらく福岡は世界でもっともFSPを履いてる人が多い街ではないかと(^^ゞ


私が初めてFSPと出会ったのはSuper8Shoesさんのアパート事務所でした。
初めて古靴を買いに行って、いろいろとアメリカ古靴を見せられた時に、
「こういうのはどうですか?履き心地素晴らしいですよ」と勧められたのが、FSPのVチップのデッドストックでした。
70sで2万円ちょっとだったと思います。
でも、私にはこの靴の価値わからず、プアマンズALDENにしか見えなくて、USEDのフローシャイムインペリアル(70s)を買ったのでした。
今思えば、何で買わなかったのか、悔いが残ります。
以来、マイサイズのVチップ・デッドストックに出会えないからです。

いや、それよりも、Shoetyをもっと早く知っておけばよかったという悔いの方が大きいですけど。
市場で枯渇しているFSP。今後、なかなか出てこないでしょうね。
60sもVチップも逃したままです。

2015/08/19 (Wed) 20:10 | REPLY |   

europeanblend  

No title

ジャストサイズのFSPの履き心地はオールデンを凌ぎますよね。これだけでFSPを選ぶ理由になります。

今から見ればスタイルもオーソドックスなものが多く、使いやすいんですが、70s80s当時は古くさくて垢抜けなかったので売れ残ったのかもしれません。時代別の価値観というのは面白いものです。

私も最初FSPに出会ったのはシューティーさんでした。
このメーカーに陽が当たるようになったのは、このお店の功績が大ではないかと。

7,8年前までは50s60sのFSPが1万円とかそこらで並ぶこともあって、店主さんがそちらを案内しても、「ふ~ん」という感じで皆さんオールデンばかり見てたらしいです(笑)。

おそらく福岡は世界でもっともFSPを履いてる人が多い街ではないかと(^^ゞ

2015/08/19 (Wed) 11:12 | EDIT | REPLY |   

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