MADE IN CANADA 「DACK'S」の靴が届いた。


アッパーの素材は”Water Bison”


ライニングには布タグ。
出品者は「60s」と説明していたが、間違いないようだ。

サイズ表記は「595」
最初の「5」はウィズを表す。1=A、2=B ・・・・・ 5=Eである。
※トリッカーズも同様の表記だ。
後ろの2桁が長さを表す。
よってこの靴のサイズは「9.5 E」。
DACK'Sも若い個体になるとウィズ表記はアルファベットになる。




レザーソール。
このブランドのこの手の靴には、フローシャイムインペリアルのように釘が打たれているものが多いが、こちらはなし。
オリジナルの刻印とオリジナルのゴムヒール。

”Water Bison” のアッパーは深い皺が入り、いかにも丈夫。
皺がゴツゴツしている(笑)。
革自体は硬くない。
剛性が強く、押し出しのある濃い顔つきで存在感抜群。

だが、ウェルトのステッチは繊細。
表面にステッチが見えないように埋め込んである。
ウェルト上に細いラインが見えるが、ここにステッチが埋め込まれている。
マスターロイドでも見られるディテール。
ただ、この靴は、土踏まずあたりからステッチが表面に出てくる。
この手の押し出しの強い靴はダブルソールが多いが、この靴はシングルソールである。
私が生まれたころにつくられた靴(!)の割には劣化も少なく、状態は非常に良い。
履くために直さなければならない個所はない。
こりゃ、すぐに履けるね。手がかからない。
・・・・・・・ と思ったが、一つだけ気に入らない部分がある。
アッパーの表面がベタベタする(笑)。
靴クリームがものすごく厚塗りされている。
出品者が発送にあたってしっかりと手入れしてくれたようだが、
はっきり言って余計なお世話レベルだ(笑)。
こんな厚化粧では革はたまったものではない。
パンツの裾も茶色に染まるだろう(笑)。
過ぎたるは及ばざるが如し!
よって、異常にメイクアップされた肌のスキンケアを敢行しなければならない。
見た目に反して、結構手がかかる作業になるようだ。
