

「Foot-So-Port」 Supreme 79年製

お馴染み、福岡の「Shoety」でデッドストックを購入。
FSPは80sのU-Tipは持っていたが、70sは持っていなかった。
そう、ブランド名が ”シール貼り” の奴。
シールが剥がれたらどこの靴かわからない(ということはないが)。


以前、Super8Shoes で、70sのV-Tip(デッドストック)を目の当たりにしていながら買わなかったという前科をもつ。
今でも悔いが残る。
だから、この靴を見た時に即購入。


土踏まず部分がまくり上がった独特のインソール

履き心地を最優先させたつくりが、そのまま独特のシルエットにつながっている。
機能美(このシルエットが好きな人から見れば)と言ってもいい。
自分の中では、ALDENのモディファイドラストと双璧。

インソールを見ると、ステッチのラインが・・・・。
FSPではよく見られるものだが、初めて見た時、
「マッケイ縫いか?」と思った。
しかし、そうではない。
間違いなく「グッドイヤー製法」で作られた靴だが、グッドイヤー製法に不可欠な「リブ」を、インソールの裏に糸で縫い付けているのだそうだ。
一般的なグッドイヤー製法の靴はリブを接着しているだけだ。
こういう見えないところに手間をかけている点も気に入っている。
見える部分に見せかけのステッチを施すイタリアの高級メーカーと比べると雲泥の差。


こういう真面目な靴が今はもう手に入らない。
火事で木型が焼失したり、コストカットがあったり・・・・・。
残念でならない。
だから古靴を手に入れたくなるのだ。
・・・・・・・・結局、最後はこの言葉で終わってしまう(笑)

次はぜひとも、60sのFSPが欲しい。