どうしても寄っておきたい店に行った。

千駄ヶ谷の SUPER 8 SHOES
ここに初めて訪れたのは、2011年11月。
まだ実店舗がなく、アパートの2階の普通の部屋に事務所を構えていたころのこと。
しとしとと雨が降る中、ようやく事務所を探し当て、散々試し履き。
段ボールの中、押し入れの中・・・・所狭しと古靴があふれていた。
そこで、自身初めてのフローシャイム・インペリアルを購入した。
雨の中、オーナーの堀口さんは、土地勘のない私を大通りの近くまで案内してくれた。
実店舗は、何としても訪れておかねばならぬ。
気合を入れて入店。

素晴らしいヴィンテージシューズ、デッドストックシューズの数々。
が!・・・・・・
店内は「シューケア・ワークショップ」の真っ最中。
よりにもよって初日だとさ(笑)。
それほど広くない店内では、靴好き(おそらく)の人たちが熱心に靴の手入れについて学んでいた。
それを邪魔しながら靴を物色するほどあつかましい性格ではない。
遠慮しながら靴を見ていると、堀口さんが話しかけてきた。
すぐに堀口さんが
「以前お会いしましたよね」
驚いた。
4年前に、しかも一度だけしか訪れたことのない私を覚えていてくれた。
さらに、
「ブログをやってらっしゃいますよね。」
えぇ?何で知ってるの?
私のブログを見ている顧客の人々が、
「今度(なおけんたが)店に来るそうだ」と教えてくれたのだそうだ。
何だか恥ずかしいやら嬉しいやら・・・・複雑な気分。
もちろんブログだから人に見られることは想定しているけれど、東京という離れたところで自分のブログのことが出てくるとは思わなかった。
ただ、おかげで緊張もほぐれ、靴の話に花が咲いた。
リペアコーナーでは、古靴好きの気持ちを第一に考えたリペアを志している。
インテリアといい、雰囲気といい、靴好きにはたまらない空間である。
残念ながらマイサイズの靴はなかったけれど、楽しい時間を過ごすことができた。

ヴェネチアンクリームを購入して店を出た。
※ このクリームは保革よりも艶出しとして考えた方がよいそうだ。
次の訪問時は(1年後だろうが)、じっくりと靴を見たいと思っている。
