そろそろ注文靴の黒歴史が出てきそう。

文字なんか入れて(笑)ちょっと恥ずかしい画像・・・完成直後の画像がこれしか残っていなかった。
京都の注文靴店 「靴工房ハンザワ」 の外羽根セミブローグ。
2008年の8月頃だから、「o.e.」の靴から半年くらいしか経っていない。
1足目がなかなか良かったものだから、調子に乗って作ってしまった。
ちょうど京都出張の際に工房に飛び込んだ。
このころは、ハンザワはフルハンドにはこだわらず、基本的には九分仕立て。
アウトソールの底付けについては、機械縫いも手縫いも強度は変わらないとの認識。
※ 今はオプションでフルハンドもやっている。
ここも価格は良心的。
今でもそれほど価格は上がっていない。老舗のいいところである。

アッパーは国産のキップ。
なかなかいい革だった。
ただ、プラス1万円で「ドイツボックス」で作ることができたのだが・・・・・・
おそらくフロイデンベルグだったのではないかと思う。
今でも悔いが残ろ。
履き心地は非常に良い靴。
だが、アッパーに1・2滴の油を落とした時から、この靴の暗黒時代が始まる。
すべての責任は私にあり、工房のせいではない。
ステインリムーバーを使っても油ジミが落ちない。
そこで、アッパーをサドルソープで洗った。
その頃の私の腕は未熟だった。

油ジミは奇麗になくなったが、色がかなり落ちてしまった。
ここで乳化性の靴クリームで補色しておけばよかったのだが、私が使ったのはこれだった。

これが大失敗。
このクリームの使い方のコツも限度もわかっていなかった。
靴全体にこのクリームを塗った結果、ものすごいムラになってしまった。
慌てて落としても後の祭り。

こんなひどい状態に・・・・・・
そこでプロのリペア屋にカラーリングを頼んだ。
その結果

アンティーク調に変貌して帰ってきた。
リペア職人が、全体をカラーリングするよりも、クリームを入れてムラを生かしながら再生させた。
これはこれで悪くはなかったのだが、何だかツートーンに見えて、思いっきりカジュアルな雰囲気になった。
それが気になって気になって・・・・・(古靴に目覚めた今なら気にならなかったと思うのだが)
もう一度別のリペア店に全体の染め替えをお願いした。

これでムラは完全になくなった・・・・・
しかし、革の表面の風合いは失われ、何だか人工的なのっぺりとした色合いになってしまった。
せっかくの注文靴が・・・・・
その後は自分でクリームを入れながら地道に育ててきた。
今はこんな感じ。

ずいぶんマシになってきたかな。
今更ながら、この靴に落としてしまった油が憎くてしょうがない(笑)。
この靴にはいろんな不幸な出来事が重なったが、靴の手入れについて多くを学ぶことができた。
そういうこともあって、この靴には思い入れも強くなっっている。

文字なんか入れて(笑)ちょっと恥ずかしい画像・・・完成直後の画像がこれしか残っていなかった。
京都の注文靴店 「靴工房ハンザワ」 の外羽根セミブローグ。
2008年の8月頃だから、「o.e.」の靴から半年くらいしか経っていない。
1足目がなかなか良かったものだから、調子に乗って作ってしまった。
ちょうど京都出張の際に工房に飛び込んだ。
このころは、ハンザワはフルハンドにはこだわらず、基本的には九分仕立て。
アウトソールの底付けについては、機械縫いも手縫いも強度は変わらないとの認識。
※ 今はオプションでフルハンドもやっている。
ここも価格は良心的。
今でもそれほど価格は上がっていない。老舗のいいところである。

アッパーは国産のキップ。
なかなかいい革だった。
ただ、プラス1万円で「ドイツボックス」で作ることができたのだが・・・・・・
おそらくフロイデンベルグだったのではないかと思う。
今でも悔いが残ろ。
履き心地は非常に良い靴。
だが、アッパーに1・2滴の油を落とした時から、この靴の暗黒時代が始まる。
すべての責任は私にあり、工房のせいではない。
ステインリムーバーを使っても油ジミが落ちない。
そこで、アッパーをサドルソープで洗った。
その頃の私の腕は未熟だった。

油ジミは奇麗になくなったが、色がかなり落ちてしまった。
ここで乳化性の靴クリームで補色しておけばよかったのだが、私が使ったのはこれだった。

これが大失敗。
このクリームの使い方のコツも限度もわかっていなかった。
靴全体にこのクリームを塗った結果、ものすごいムラになってしまった。
慌てて落としても後の祭り。

こんなひどい状態に・・・・・・
そこでプロのリペア屋にカラーリングを頼んだ。
その結果

アンティーク調に変貌して帰ってきた。
リペア職人が、全体をカラーリングするよりも、クリームを入れてムラを生かしながら再生させた。
これはこれで悪くはなかったのだが、何だかツートーンに見えて、思いっきりカジュアルな雰囲気になった。
それが気になって気になって・・・・・(古靴に目覚めた今なら気にならなかったと思うのだが)
もう一度別のリペア店に全体の染め替えをお願いした。

これでムラは完全になくなった・・・・・
しかし、革の表面の風合いは失われ、何だか人工的なのっぺりとした色合いになってしまった。
せっかくの注文靴が・・・・・
その後は自分でクリームを入れながら地道に育ててきた。
今はこんな感じ。


ずいぶんマシになってきたかな。
今更ながら、この靴に落としてしまった油が憎くてしょうがない(笑)。
この靴にはいろんな不幸な出来事が重なったが、靴の手入れについて多くを学ぶことができた。
そういうこともあって、この靴には思い入れも強くなっっている。
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