HUNGRY HEART~いつも何かを求めて~

地方在住の50過ぎの中年です。 靴や革製品などの他に、趣味や家族、社会などあらゆることについての自分の思いをだらだらと書き綴っていきたいと思っています。 何かコメントがありましたら遠慮なさらずにどうそ。

注文靴の遍歴 2

そろそろ注文靴の黒歴史が出てきそう。

1saisyo.jpg

文字なんか入れて(笑)ちょっと恥ずかしい画像・・・完成直後の画像がこれしか残っていなかった。



京都の注文靴店 「靴工房ハンザワ」 の外羽根セミブローグ。

2008年の8月頃だから、「o.e.」の靴から半年くらいしか経っていない。

1足目がなかなか良かったものだから、調子に乗って作ってしまった。

ちょうど京都出張の際に工房に飛び込んだ。



このころは、ハンザワはフルハンドにはこだわらず、基本的には九分仕立て。

アウトソールの底付けについては、機械縫いも手縫いも強度は変わらないとの認識。

  ※ 今はオプションでフルハンドもやっている。

ここも価格は良心的。

今でもそれほど価格は上がっていない。老舗のいいところである。



2suukagetu.jpg

アッパーは国産のキップ。

なかなかいい革だった。

ただ、プラス1万円で「ドイツボックス」で作ることができたのだが・・・・・・

おそらくフロイデンベルグだったのではないかと思う。

今でも悔いが残ろ。



履き心地は非常に良い靴。



だが、アッパーに1・2滴の油を落とした時から、この靴の暗黒時代が始まる。

すべての責任は私にあり、工房のせいではない。

ステインリムーバーを使っても油ジミが落ちない。

そこで、アッパーをサドルソープで洗った。

その頃の私の腕は未熟だった。

3arai.jpg

油ジミは奇麗になくなったが、色がかなり落ちてしまった。



ここで乳化性の靴クリームで補色しておけばよかったのだが、私が使ったのはこれだった。

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これが大失敗。

このクリームの使い方のコツも限度もわかっていなかった。

靴全体にこのクリームを塗った結果、ものすごいムラになってしまった。

慌てて落としても後の祭り。



4 muradarake

こんなひどい状態に・・・・・・

そこでプロのリペア屋にカラーリングを頼んだ。

その結果

5アンティーク



アンティーク調に変貌して帰ってきた。

リペア職人が、全体をカラーリングするよりも、クリームを入れてムラを生かしながら再生させた。


これはこれで悪くはなかったのだが、何だかツートーンに見えて、思いっきりカジュアルな雰囲気になった。

それが気になって気になって・・・・・(古靴に目覚めた今なら気にならなかったと思うのだが)

もう一度別のリペア店に全体の染め替えをお願いした。


6 colorリペア

これでムラは完全になくなった・・・・・

しかし、革の表面の風合いは失われ、何だか人工的なのっぺりとした色合いになってしまった。

せっかくの注文靴が・・・・・



その後は自分でクリームを入れながら地道に育ててきた。

今はこんな感じ。

ima1.jpg  

ima4 - コピー

ずいぶんマシになってきたかな。

今更ながら、この靴に落としてしまった油が憎くてしょうがない(笑)。

この靴にはいろんな不幸な出来事が重なったが、靴の手入れについて多くを学ぶことができた。

そういうこともあって、この靴には思い入れも強くなっっている。


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