浅草コブラー から「注文していた靴が完成したので、28日以降に発送する」とメールが届いていた・・・・・
という記事を書いた。
「年末なので年を越すかもしれないと言われていたので、予想外の予定通りでうれしい」と書いた。
ところが昨日、電話が来た。
完成したのは私のではなく、私の前に注文した人の靴であることが判明、私の靴はやはり年明けの1月半ば頃に完成するとの内容。
結果的に、完成前に残金を支払ってしまったわけで、店主は何度も謝罪してくれた。
確かに残念でないといえば嘘になるが、もともと年を越す可能性があったことだし、お金も年越しまで持っていたら何に使ってしまうかわからないし、少しぐらい納期が遅れても大したことではない。
新年のお年玉と思えばよい。

このベースモデルがどのように出来上がってくるか・・・。
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だが、残金払っておいてよかったと思う出来事があった。
なんとなく ebay を覗いていろいろと靴を眺めていたら、ある人気ブランドの靴がなかなか安い価格で " Buy It Now "(即決ね)で出ていた。
しかも "or Best offer " 付き(価格交渉可)だった。
こういう時すぐ悪い癖が出る。
遊び感覚で(けっこう低めの金額で)交渉価格を入力して「ポチッ」・・・・・
すると速攻で
" agreed to your offer! "
「え~~~~っ?」
落札してしまった。
まあ、大した金額ではなかったからよかったが、浅草コブラーの残金を支払っていたからこの程度で済んだようなもの。
もし支払っていなかったら、もっと高額なもので”遊んで”いたかもしれない。
すると、被害甚大、完成していざ払おうとするときに金がない、という状態に陥っていたかも。

普通のキャップトゥ。
この靴を落札する必要性があるのか?

くたびれた感じはあるが、幸い、アッパーに大きなダメージはない。

サイズ 10 1/2 C たぶんマイサイズ。
このライニングの文字でどのメーカーかわかる。


踵はなかなかきれい。
古靴はここにダメージがでやすいので、状態としては良い部類ではないか?
が・・・・・・・

ソールにダメージが・・・・
左足土踏まず部分の傷が醜い。
左右とも底に穴が開いている。

よく見たら、踵部分のライニングも結構擦れてる。
ただ、これらは「交換できる」部分。
ソールの穴はゴム貼りで対応できるだろう。
アッパーのダメージに比べたら、全然大丈夫。
今年最後に手に入れた靴にしてはいま一つではあるが、手入れのし甲斐もある。
年明けの手入れ一発目は、このALDENの復活劇にしたい。
