HUNGRY HEART~いつも何かを求めて~

地方在住の50過ぎの中年です。 靴や革製品などの他に、趣味や家族、社会などあらゆることについての自分の思いをだらだらと書き綴っていきたいと思っています。 何かコメントがありましたら遠慮なさらずにどうそ。

茶のロングウィング 比較検証 1

4月の後半に この記事 で同じような靴と見なされがちな「茶のロングウィング」を紹介した。

やっとその違いを検証する。


まずはこの2つ。

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(左) 初期型 Florsjeim Royal Imperial ”Concord”   (右) Florsheim ”Varsity”


この2つを比較した理由は、製造年が近いから(それだけ)。

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Concord: ”H”なので、'67年製


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Varsity: ”G”なので、'66年製

ほぼ同じ年齢である。

ついでに言うと、この表記文字に違いが出てくる。

Concord(以下C) は銀文字でペイント、Varsity(以下V) は黒文字(焦げ茶?)で刻印

「そんなのは違いにはならない」と嫁さんは鼻で笑うだろう。


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だが、

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メダリオンのデザインは全く別物。

トゥのシルエットも全く違う。
Cは丸っこく、Vはスマート。
日本の職人さん風に言うと、「中丸」と「小丸」といったところか。


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サイドビュー

レースステイの付け根の縫い付け部分のステッチは、Cは手縫い、Vは普通のミシンステッチ。
しかもVはウィングに潜り込んでいる。

踵付近では、Vは革の切り返しがある。


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ヒールカウンター部分のデザインもかなり違う。
しかも、Vの履き口はいたって普通だが、Cは履き口の革を外側に折り返して被せてある。


サイドやヒールカウンターを見ると、手間のかけ方が全然違う。

さすがにRoyal Imperial と レギュラーラインの貫禄の違いでもある。

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ソールだって・・・・

レザーソールは共通だが、CはImperial同様5本の鋲が打ち込んである。
トップリフトを見ても、Cの釘打ちは2列、Vは1列。
しかもCはVクリートが2つ。
このあたりは古靴の真骨頂「無駄な意匠」だが、そこがいい。



 ”Concord” と ”Varsity”
  ぜんぜん違う靴ではないか。


ただ、この比較は少しずるい(笑)。明らかに違うから。

でも嫁さんに違いを言い聞かせるにはうまい選択ではないかと思うのだが。

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 靴について

2 Comments

なおけんた  

Re: No title

europeanblendさん

> おそらく名前からしてバーシティは若い人向けだったのでしょうね。RIは値段から言っても大人向け、という。。。
> 値段の違いもさることながら、並べてみると、それがよく分かりますね^_^

なるほど、若い人向けの方がスタイリッシュなんですね。
特別なラインとレギュラーでは価格も作りも格が違うんですね。
でもレギュラーラインでも今と比較したら素晴らしい革質ですよね。

2016/05/17 (Tue) 10:18 | REPLY |   

europeanblend  

No title

おそらく名前からしてバーシティは若い人向けだったのでしょうね。RIは値段から言っても大人向け、という。。。

値段の違いもさることながら、並べてみると、それがよく分かりますね^_^

2016/05/16 (Mon) 12:28 | EDIT | REPLY |   

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