いろんな人との出会いがあって、なかなかドラマチックで充実していたなあ
・・・と思いながら鹿児島空港に着いた。
そして、驚くべきことに気づいた。
「車のキーがない」
空港のロビーでスーツケースの中を探してみても見つからない。
ホテルでキーケースを見たのは覚えている。
昨日帰り支度をしている時に握ったのも覚えている。
そうか!
たぶん、かさばる荷物を段ボールに詰めてゆうパックで送ったからその中か。
車は空港近くの駐車場に預けてある。
車の中にアパートの鍵も入っている。
都城行きのバスも終わっている。
不覚❗️
車も動かせず、家にも入れず、自分の住む街に戻ることもできない。
あまりの無力さに自分を笑うことしかできない。
私にできることは嫁さんに電話することだけ。
自体を知った嫁さんはさすがに驚いたが、ためらわずに
「今から車のスペアキーを持っていこうか?」
夜の9:00過ぎ、宮崎から鹿児島空港まで車で行くと言うのだ。
私の方がためらったが、大丈夫、平気だ、と意志は固い。
駐車場は営業が終わっているため車は出せないが、アパートの鍵は取り出せる。
九死に一生を得るとはこのこと。地獄に仏。
ああ、こいつと結婚してよかったなどと思ってしまった(笑)。
今、このブログを書きながら嫁さんを待っている。
空港も閉館した。
暗く寒いバス停で待っている。
雨まで降ってる。
まるで私の心のようだが、希望の光が近づいてきているのは確かなのだ。
人間、浮かれているとロクなことがないが、
ちゃんと救いの神がいるんだな。
嫁さんのありがたみをヒシヒシと感じている。
ドラマチックな東京ひとり旅は、
ドラマチックな幕切れだった。
(まだ幕は下りてないけど・・・寒い)
➖追伸➖
無事にアパートに戻ってまいりました。
着いたのは夜中の12:00過ぎ。
今日は、徒歩とバスで通勤。
仕事を終えた後、車を引き取りに電車とバスで鹿児島空港へと向かう。
非常に無駄な時間。
キーケースを段ボールに入れるか入れないかでこんなに違うのだよ
ちょっとしたことが運命を変えることがある(笑)。