HUNGRY HEART~いつも何かを求めて~

地方在住の50過ぎの中年です。 靴や革製品などの他に、趣味や家族、社会などあらゆることについての自分の思いをだらだらと書き綴っていきたいと思っています。 何かコメントがありましたら遠慮なさらずにどうそ。

レアなFlorsheim


" Rare Vintage Florsheim Wing-Tip (not Kenmoor, not Virsity) Shoes "

というタイトルで出品されていた靴が届いた。

20161222142459c0c.jpg

アメリカからなんと6日で届いた。


確かに色々な点で珍しい。


20161222142501184.jpg

レースステイの下部がウイングの下に潜り込んでいるのは「Varsity 」のようだが・・・

201612221425025ac.jpg

Varsity のようなロングウイングではない。

2016122214250320f.jpg

しかもシボ革。


20161222144203e11.jpg

ソールを横から見ると、ハーフミッドソール。

Florsheim では珍しいのではないか?


201612221441580ea.jpg

201612221441593ed.jpg

ラバーヒールは60sのオリジナル。


20161222144200b2e.jpg

ソールに釘打ちが見られるが、Kenmoor と違って前部分にもある。

しかも左右で打つ場所が統一されていない。

後付けで打ち込んだのか?


20161222144202d17.jpg

ソールの土踏まず部分に謎の刻印が・・・

" PRIME 12 IRON UP GIANT SIZE "

意味はわからないが、リソールされてる?

リソールされてるのであれば、Florsheim らしからぬ変な釘打ちも謎の刻印もハーフミッドソールも説明がつく。

しかし、ラバーヒールはオリジナル・・・この説明がつかない。


201612221513127bc.jpg

中敷きの下のクッションは馬蹄型。

なぜか釘が打たれている。


20161222151315f3b.jpg

インソールにも釘跡が。

この釘跡はアウトソールの釘と同じ位置。

貫通しているのだ。


201612221513134e8.jpg

いろんな意味でレア。

謎の多い靴だ。

2016122215131472a.jpg


実はこの靴のセラーは日本の方。

しかもこのブログを読んでくれているそうだ。

12月の東京以来、ブログを通して繋がっている皆さんとの出会いが続いていたが、今回の入札もその延長線上の奇妙な縁を感じる。


そもそもこの靴は、古いクリームやらなんやらがアッパーにベッタリと付いていて、それを除去するのにかなり苦労したそうだ。

そして、ウエルトのクリーニングを前に力尽きた・・・

201612221513171ad.jpg

縫い目が完全に埋もれたウエルト。

その意思を受け継いで私が綺麗にすることにしよう。

スポンサーサイト

 靴について

7 Comments

たか  

No title

DicexDiceさん、

おお、貴重な情報ありがとうございます!
やはり、日本人のバイヤーさんだけなんですね。
たまに東京の有名古着屋に行くことがあるのですが、海外のバイヤーさんを頻繁に見かけます。
雑誌にも載るような有名人も見かけたり…で、その場でサインをもらったり^^
でも短靴には完全に無関心だそうで…仰られる通りマーケットとしての需要は無いようですね。
数十ドルが2、3万はたしかに錬金術ですね。
ただ、現行靴を見て比べたことがある人にとってはそれでも激安と思ってしまう…
その辺、日本人は物に価値を見出すのが上手く、付加価値を付けるのも上手いのでしっかり需給のバランスが取れるんでしょうね。
年代解析が進み、カタログ・広告を簡単に検索できるのもマーケット開拓に大きく貢献したような気がします。
現地の枯渇も気になりますが、個人的にはもう結論が出た感もあり、あまり消費欲も沸かなくなりました。
なんとなくですがそういう人も多いのかと(ヤフオクでも断捨離してるっぽい人がいたり)
とりあえず価格の高止まりは確実な気がします。

2016/12/25 (Sun) 17:47 | REPLY |   

なおけんた  

Re: No title

DicexDiceさん

> コメント欄でアメリカの旧靴事情について...とありましたので個人的な意見になってしまいますがちょこっと語らせて頂きます。
> 私事ですが自分はロサンゼルスにかれこれ14年くらい住んでいて(旧靴にハマったのはここ数年ですが)。
> はっきり言って今まで旧靴が好きだというアメリカ人に出会ったことは一切ありません(笑)
> それどころかロサンゼルスで最大のフリーマーケットに行っても朝一は日本人のバイヤーの方々しかいません。
> アメリカにいながら大量の日本人と日本語しか聞こえてこない状況はとても異様ですが、それもそのはず全世界の全てのヴィンテージ物は最終的に日本に流れていきます。
> 日本はその世界にとっての超ビッグマーケットなので優秀なバイヤーと優秀な消費者によってもの凄いハイレベルな需要と供給が成り立っています。
> 例えばフローシャイムのS品番なんかは日本では2、3万円で取引されていますが、こっちでは海外発送しない限り2、30ドルにしかなりません。
> それは現代の錬金術と言っても過言ではありません(笑)
> おそらくこっちの旧靴はそろそろ枯渇するでしょう。
> なので自分がアメリカ人の旧靴好きに出会えないのも必然なのかもしれません笑

現地での生々しい貴重な情報、有難うございます。
靴にしろ、その他のモノにしろ、世界最大の(唯一の?)ヴィンテージ市場は日本なんでしょうね。
市場のニーズに応える形で商品が集められ、錬金術のように価格が上がるには商業の常ですから仕方ないですよね。
私の住む都城で作られる全国的に人気の焼酎も、現地ではたいした価格ではありませんが、東京の飲み屋では結構な価格になると聞きます。
○○カニなんかも地元では割と安く、東京に届くまでに多くの卸を経るために高騰していくようですから。
アメリカ古靴の「地元」はまさにアメリカで、そこに住む多くの人々は、そんなこと知らずにいるんですね。
自分はお金がないから古靴を「できるだけ安く買いたい派」なんですが、お金があれば、アメリカに行って貴重な古靴を安く買い漁ってみたいですね(笑)。変な発想ですけど。

2016/12/25 (Sun) 11:13 | REPLY |   

DicexDice  

No title

こんにちは。
コメント欄でアメリカの旧靴事情について...とありましたので個人的な意見になってしまいますがちょこっと語らせて頂きます。
私事ですが自分はロサンゼルスにかれこれ14年くらい住んでいて(旧靴にハマったのはここ数年ですが)。
はっきり言って今まで旧靴が好きだというアメリカ人に出会ったことは一切ありません(笑)
それどころかロサンゼルスで最大のフリーマーケットに行っても朝一は日本人のバイヤーの方々しかいません。
アメリカにいながら大量の日本人と日本語しか聞こえてこない状況はとても異様ですが、それもそのはず全世界の全てのヴィンテージ物は最終的に日本に流れていきます。
日本はその世界にとっての超ビッグマーケットなので優秀なバイヤーと優秀な消費者によってもの凄いハイレベルな需要と供給が成り立っています。
例えばフローシャイムのS品番なんかは日本では2、3万円で取引されていますが、こっちでは海外発送しない限り2、30ドルにしかなりません。
それは現代の錬金術と言っても過言ではありません(笑)
おそらくこっちの旧靴はそろそろ枯渇するでしょう。
なので自分がアメリカ人の旧靴好きに出会えないのも必然なのかもしれません笑

2016/12/25 (Sun) 08:56 | REPLY |   

なおけんた  

Re: No title

スニゲーターさん

> 後付ですかねぇ・・・。ヒールも釘だけ状態良いような気がします。
> オールソールをやって、その後ケチってヒールはオリジナルに戻したとか・・・(笑)
> オリジナルの方がありがたいですけどね。

ハーフミッドソールはレザーではなくラバーですね。
ラバーヒールのロゴマークの近くに無造作に打ち込まれた釘は特に新しいです。
左足だけウエルトの固まった汚れを取って見たんですが、縫い目が粗くて均一でなく、縫い方が下手くそです。
この辺りから考えて、リソールされたには間違いないかなと。
オリジナルヒールの説明がつかないんですが、減りが少なかったから流用したか、オリジナルヒールを入手して使ったかというところかなと。
本体は間違いなく60sでしょうけど。

2016/12/24 (Sat) 09:14 | REPLY |   

スニゲーター  

No title

後付ですかねぇ・・・。ヒールも釘だけ状態良いような気がします。
オールソールをやって、その後ケチってヒールはオリジナルに戻したとか・・・(笑)
オリジナルの方がありがたいですけどね。

2016/12/23 (Fri) 22:40 | REPLY |   

なおけんた  

Re: No title

たかさん

> これ、どこかで見たことあるな~と思っていたら
> http://imgur.com/rHOD4qb
> 1965年の新聞広告、これにそっくりです。
> シボ革じゃない&ストームウエルトが無いような気もしますが、メダリオン・バックステイ・ウイングの形は同じで、65年の広告ということで時期も同じ。
> で名前がvarsity、と…
> そもそもvarsityにも色々なモデルがありますし、一体モデル名って何を意味しているのかチンプンカンプン…
> 光沢のあるシボ革は黒ビーコンにそっくりな気がしますがどうでしょうか?
> なおけんたさんのブログを読んでいるアメリカ在住の日本人…旧靴業界も狭い世界なのかなぁ
> その方にアメリカの旧靴事情とか聞いてみたいですね^^

確かに、デザインが同じですね❗️
しかもVarsity(笑)。
Varsity は50s〜60s半ば過ぎまで作られていたようですが、変ですねえ。
Florsheim はいろいろといい加減なところがありますからね。
いや、日本の感覚が普通じゃないのかも。
じゃあ、これはVarsity のシボ革版ということにしておきましょうかね。
このセラーさんは、インスタでこの靴と私のことを書いてくれたんです。
ビックリしましたね。

2016/12/23 (Fri) 19:12 | REPLY |   

たか  

No title

こんにちは。
これ、どこかで見たことあるな~と思っていたら
http://imgur.com/rHOD4qb
1965年の新聞広告、これにそっくりです。
シボ革じゃない&ストームウエルトが無いような気もしますが、メダリオン・バックステイ・ウイングの形は同じで、65年の広告ということで時期も同じ。
で名前がvarsity、と…
そもそもvarsityにも色々なモデルがありますし、一体モデル名って何を意味しているのかチンプンカンプン…

光沢のあるシボ革は黒ビーコンにそっくりな気がしますがどうでしょうか?

なおけんたさんのブログを読んでいるアメリカ在住の日本人…旧靴業界も狭い世界なのかなぁ
その方にアメリカの旧靴事情とか聞いてみたいですね^^

2016/12/23 (Fri) 13:56 | EDIT | REPLY |   

Leave a comment