クリスマスが来ても私には何も来ない(笑)。
さて、このレアなFlorsheim

左足だけ手入れした。
まずはウエルト。
縫い目が埋まって見えないほど古いクリームがカッツリ塗り込まれている。

荒療治開始!もちろん、革(ウエルト)に良くないことは承知の上で。
レノマットリムーバーで湿らせた綿棒でウエルトの表面を擦る。
おびただしい数の綿棒が黒くなって死んでいく(笑)が、ウエルトの見た目に変化はあまりなし。
これじゃあ埒があかないし、(高価な)レノマットリムーバーがもったいない。
別の荒療治開始。

「竹ようじ」のブラシ部分にステインリムーバーを大量につけ、ウエルトを高速ブラッシング(笑)。
ステインリムーバーは、数年前にオークションで大ボトルを手に入れているので、無駄に使っても惜しくない。
ウエルトがリムーバーでかなり濡れるがお構い無し。
かなりの荒療治だが、ステッチが姿を現した。
ウエルトの掃除をしてわかったこと・・・
ステッチが均一でなく、雑。
その中でも特に雑な縫い目がささくれだっていて、それにクリームがベッタリ付着して大きな塊となっていた。
以上のことから、間違いなくリソールされれいる。
しかも下手くそ。日本では仕事として認められないのでは?
まあ、古靴だし、シボ革だし、雑なステッチもそれほど違和感ない。
アッパーは、タピール・レーダーオイルで保革&汚れ落とし。
布が真っ黒(笑)。
クレンジングの後に、最終仕上げにはこれを使用。

コロニル・ディアマント・・・まだ持ってる(笑)。
水分がずいぶんなくなってるんだけど。
とりあえずこんな感じ。

左足だけ手入れ済み。右足は未手入れ。

画像だけ見ると少し変わった程度かな?
実際にはかなり違うんだけど。
Before

After

Before

After

ちなみに、コメントをくださる「たか」さんからこんな資料をいただいた。

1965年の新聞広告だそうだ。
一番上のモデルが全く同じデザイン❗️
こちらはスムースレザーのようだが。
そしてモデル名は
「Varsity⁉️」
なんじゃこら?
※ 我が地元には「なんじゃこら大福」という強烈なお菓子があります。
Florsheim 恐るべし・・・